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ランス 〜another story〜
第3章 リーザス陥落
第43話 奪われたリーザスの要と窮地のカスタム
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スの言い方に言葉に詰まるかなみ。
 確かに彼女のせいで、リーザスが危ないのも事実だ。だが、強姦をされた上に愛していた恋人を奪われた彼女。……確かに口が悪い所はあるが、悪党はどう見てもランスだから、仕方が無い。

「兎も角、ローラを探そう。彼女は、犯されたのは事実だが、リスが、そのウーが死んだと思ってる所は事実じゃない。訳を話して返してもらうしかないだろう」
「え、ええ。そうですよ。聖剣と聖鎧は今のリーザスには無くてはならないものなの! 早く、リア様達を助けに行かないと……」
「ふん! 舐めた真似をした小娘め、このオレ様を虚仮にするとは、どういうお仕置きを受けても構わないつもりだな、よし! 早くローラを追うぞ! シィル! ローラの居場所はどこだ!」
「え、えっと…… 流石に 場所までは書かれてません……」
「この役立たず!!」
「ひんひん……」

 理不尽なことを言っているランス。そして、本気で嫌がっているとは思えないシィル。いつも通りだが、とりあえず話を進めよう。

「聖鎧に剣だ。あの装備は女の子が運ぶには骨が折れるだろう。なら、ここからそうは離れてないカンラが有力じゃないか?」
「カンラと言えば、隣町だ! よし、直ちにカンラの町に向かうぞ! 絶対に犯してやる!」

 ランスは、怒りのままに立ち上がった。
 間違いなく一番の悪はここにいるのだが……、余計なことを言ったら、更に遅くなってしまうので、一行は口に出さず ランスの家を後にした。









〜カンラの町〜


 道中に場所がまるで違うティティ湖に寄ったりして、ハニワ大神殿とやらを見たり、道草を食ってしまったが……、とりあえず、カンラの町へは直ぐに到着した。

 モンスターとも、あまり 遭遇しなかった為、比較的早く移動できたのだ。

「よーし! ここにローラのヤツがいるはずだ。捕まえて犯してくれるわ!」
「また、恨みを買うぞ? それに、オレにも何故か被害が被るんだ。少しは自重しろ」
「がはは、それは人徳と言うやつじゃないか、日頃の行いが悪いからこそ、恨まれるのだ!」
「そんな事、お前なんかに言われたくないわ! 元凶の癖に!」

 ランスは相変わらずだったけれど……もう、ユーリの方の突っ込みも殆ど恒例のものになりつつあるようで……。

「なりたくないわ! 鬱陶しいんだぞ!!」
「わっ!? ど、どうしました??」
「……何でもない」

 ユーリの聞き耳のスキルも相変わらずなのである。









〜カンラの町・酒場〜


 一行は、情報を集めるために、情報の出処でもある酒場へと向かった。
 この場所は町の住人は勿論、冒険者も多様する為情報が集まりやすいのだ。今でこそ、コンピュータ
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