無印編
1章
第九話 ライバル??もう一人の魔法少女なの!
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そして、
「ファリン、危ない!」
「わ〜!」
ファリンをなのは様とすずか様が支え、ファリンが倒れることはなく。そして、クッキーやお茶が入っているポットやカップなどは私が持つことで何とか床に落ちることはありませんでしたが、勿論私の姿はアリサ様達に見られることになりました。
「ファリン、貴女は配膳も完璧に出来ないのですか?」
「す、すみません」
ファリンはそう言って体勢を立て直しました。
「すずかお嬢様、申し訳ございません。言い付けを守らず皆さんの前に現れてしまい」
「ううん、それは良いけど悟志君も大丈夫?」
「はい、私は大丈夫なのでお気になさらず。私などよりお嬢様になのは様もお怪我はありませんか?」
「うん、大丈夫。なのはちゃんも大丈夫?」
「う、うん、私も大丈夫だけど……」
「な、なんであんたがそんな格好してるのよ悟志?」
アリサ様が勢いよく椅子からお立ちになり、私に追及なされました。お嬢様は「え、え〜っと〜…」とどういっていいか困惑なされていました。当然としか言わざる終えないでしょう。私の所為でお嬢様の計画が駄目になったのですから……
「申し遅れました、改めまして私はすずかお嬢様の専属執事にして、この月村邸の執事長を務めさせてもらっています。光瀬悟志と申します。以後お見知りおきを」
「「え、えええええええええええ!!!」」
その後、外のテーブルを用意してあったので私たちはそこに移動することにしました。
そして、そこで私がなぜこの月村邸で働かせてもらっている理由を(俺の正体に関わること以外)話しました。
「あんたも色々苦労してるのね〜」
「でもすごいよね、自分で仕事してお金を稼ぎながら学校にも行くなんて!」
「恐縮です」
私はそう言いながら、ファリンが再度持って来たお菓子やお茶をお嬢様達に注ぎながらお話をさせてもらっていました。
「それよりも、悟志あんたその喋り方なんなの?何時もの喋り方はどうしたのよ」
「あれはプライベートでの喋り方です。私はプライベートと仕事はきちんと分けるタイプなので」
「あ、でも悟志君って私の前ではいつも通り…」
「ファリン、何か言いましたか?」
「いいえ、何でもないです……」
ファリンが可笑しな事を言い出しそうだったので、私がニコッと笑うと急にしおらしくなってしまいました。何が言いたかったのか、後で追求してみる事にしましょう。
「それじゃあ悟志君は今からいつも通り、私達のお友達としてお茶をしましょう!」
「良いわねそれ!」
「うん!そうしよう、ねぇ悟志君も良いでしょう?」
「で、ですが……」
「それじゃあ、主人からの命令です。私達とお茶しましょう!」
私は少し溜息を吐くと、「分かりました」と言い蝶ネクタイを緩め、
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