ターン33 光の結社とアカデミア−2F−
[9/12]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
ないと夢想は改めて確信する。彼女にとって、先ほどのワイトキングによる攻撃が届かないことは想定内であった。ただ一度ピンチに持っていけば、必ず彼女ほどのデュエリストなら自身のエースを引き当てるだろうと踏んで、あえて光学迷彩アーマーを装備させたのだ。
「そんなに銀河眼が嬉しいですか?バトル、ガルドニクスで龍骨鬼に攻撃!」
炎王神獣 ガルドニクス 攻3200→龍骨鬼 攻2400(破壊)
夢想 LP2000→1200
「そのまま銀河眼でワイトキングに攻撃、と同時に効果発動、銀河忍法コズミック・ワープ!お互いをバトルフェイズ終了時までゲームから除外します!」
銀河眼の光子竜 攻3000→ワイトキング 攻5000
骸骨の王と銀河のドラゴンの姿が同時に消えさり、主を失った鎧が地面に崩れ落ちる。次の瞬間、2体のモンスターはまたこの次元に戻ってきた。
「装備モンスターが消えたことにより、光学迷彩アーマーは装備対象がいなくなり破壊されました。これでもう直接攻撃はできませんね。これでターンエンドです」
「私のターン、ドローだって」
光学迷彩アーマーは破壊されたが、もとより夢想にその効果を使う気はない。普段のデュエルならばいざ知らず、今回のデュエルは銀河眼のカードを破壊して洗脳を解いたうえで勝たなければならないからだ。
「バトル、まずはガルドニクスを攻撃するんだって。螺旋怪談!」
高く高く飛び上がったワイトキングがガルドニクスの頭を掴むようにして体勢を整え、一拍のちにその頭を支点としての強烈な両足蹴りが不死鳥の顔面を捉えた。
ワイトキング 攻5000→炎王神獣 ガルドニクス 攻3200(破壊)
葵 LP4000→2200
「これで私も初ダメージ、ですか。ですが、不死鳥はただでは堕ちませんよ。ガルドニクスは戦闘破壊された時、デッキから同名モンスター以外の炎王を特殊召喚できます!舞い上がれ、炎王獣 ガルドニクス!」
力を失った不死鳥が火山の中へ吸い込まれるように消えていき、溶岩の中に落下する音が辺りに響く。だがその直後に火口から火の玉が1つ吐き出され、その炎が再び、先ほどまでよりも小さいとはいえ同じような鳥の姿に変わっていく。
炎王獣 ガルドニクス 攻700→1200 守1700→1300
「カードを1枚セットして、ターンエンドだってさ」
葵 LP2200 手札:2
モンスター:炎王獣 ガルドニクス(攻)
銀河眼の光子竜(攻)
魔法・罠:忍法 変化の術(対象無し)
場:バーニングブラッド
夢想 LP1200 手札:1
モンスター:ワイトキング(攻)
魔法・罠:1(伏せ)
「ドロー!いいカードを引けましたが、もはやこれが役に立つことはなさそ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ