ターン33 光の結社とアカデミア−2F−
[3/12]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
ー》を守備表示で召喚して、カードを1枚セット。ターンエンド、だってさ」
とてもモンスターとは思えないような、まだ永続魔法と言った方がそれらしい文字通り様々な生物のあらゆる部位の骨のみで構成された塔がそびえ立つと、じわりじわりとその周りから人魂のような何かがにじみ出ては飛び回り、フレイムに対し威嚇するような動きをしてみせる。ふと葵が気が付いた時には、いつの間にか周りの風景がお互いの足元どころか視界の続く限り果てしなく広がる無数の骨の平野に様変わりしていた。
精気を吸う骨の塔 守1500
「ターンエンドですか?……ならばエンドフェイズに永続トラップ発動、忍法 変化の術!忍者モンスター1体をリリースすることでそのレベル+3以下、この場合はフレイムのレベル5と足してレベル8以下の獣・鳥獣・昆虫族いずれかのモンスターを特殊召喚します。舞いなさい、日輪の不死鳥!炎王神獣 ガルドニクス!」
フレイムの全身から突如噴き出た炎が燃え上がり、全身を包み込んでもなおその勢いは衰えずに炎の翼に炎の尾の形をとる。やがて炎が落ち着いてくるとそこに忍び装束の男の姿はなく、太陽のごとく輝く赤い不死鳥が一羽翼を広げていた。
炎王神獣 ガルドニクス 攻2700
葵 LP4000 手札:3
モンスター:炎王神獣 ガルドニクス(攻・変化)
魔法・罠:忍法 変化の術
夢想 LP4000 手札:4
モンスター:精気を吸う骨の塔(守)
魔法・罠:1(伏せ)
「そしてそのまま私のターン、ドローします。では、悪シノビを召喚!」
暗い灰色の装束で全身を覆う他には特にこれといって目を引くところのない、逆に言えば極限まで隠密に特化したかのようなベーシックなスタイルの忍者がガルドニクスの尾羽に身を潜めるようにして片膝をつく。
悪シノビ 攻400
「バトルです、ガルドニクスで攻撃!この業火羽輪、受けれるものなら受けてみなさい!」
不死鳥が翼をはためかすと、無数の真っ赤に燃える羽が何本か渦を巻くように骨の塔めがけて飛んでいく。無数の羽が突き刺さった塔は一瞬の静寂の後に燃え上がり、その場にゆっくりと崩れ落ちていった。
炎王神獣 ガルドニクス 攻2700→精気を吸う骨の塔 守1500(破壊)
「このまま悪シノビで攻撃を……あら?」
「残念だったね、ってさ。骨だけになってなお動く私のモンスターはまさに不死の象徴、そう簡単にフィールドは空かないよ、だって。トラップ発動、ブロークン・ブロッカー!守備力が攻撃力より高い守備表示モンスターが戦闘破壊された時、デッキから同名モンスターを2体特殊召喚できる!」
精気を吸う骨の塔 守1500
精気を吸う骨の塔 守1500
「これは……精気を
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ