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機動戦士ガンダムSEED PHOENIX
PHASE-03 予兆の砲火
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「ここで一気に叩くぞ!」

ネオの一言でブリッジ全体に緊張の糸が張り詰める。

「総員、戦闘配備!パイロットはブリーフィングルームへ!」
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「向こうもよもやデブリの中に入ろうとはしないでしょうけど、危険な宙域での戦闘になるわ。操艦、頼むわよ」

「ハッ!」

「シンとルナマリアで先制します。発進準備は終わってるわね?」

「はい!」

「目標まで、6500!」

そこに、ギルとカガリ、アスランの三人が入ってくる。

「議長…」

「いいかな?艦長。私は、オーブの方々にもブリッジへ入っていただきたいと思うのだが」

「えっ、いや、あの、それは…」

「君も知っての通り、代表は先の大戦で艦の指揮を執ったこともあるお方だ。数多くの戦闘を経験してきている。そうした視点から、この艦の戦いを見ていただこうと思ってね」

当のカガリは目を閉じたまま、下を向いて動かない。

「…わかりました。議長がそうお望みなのでしたら」

「ありがとう」

カガリとアスランが席に着く。

「目標まで6000!」

「ブリッジ遮蔽!対艦、対MS戦闘用意!」
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「あの新型艦だって?」

「ああ。来るのはあの合体野郎かな」

「なら、今度こそバラバラか、生け捕りか」

「どっちにしろ、また楽しいことになりそうだな」

「アンカー撃て!同時に機関停止、デコイ発射!タイミングを誤るなよ!」

三人がパイロットスーツに着替えている中、ガーティ・ルーからはデコイが発射されていた。
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『ルナマリア・ホーク、ザクウォーリア、発進スタンバイ。全システムオンライン、発進シークエンスを開始します』

ルナマリアカラーのザクがビーム突撃銃とガナーウィザードを装備し、カタパルトにセットされる。

『インパルス、発進スタンバイ。モジュールはブラストを選択、シルエットハンガー三号を開放します。プラットホームのセットを完了、中央カタパルト、オンライン。機密シャッターを閉鎖します。コアスプレンダー、全システムオンライン。発進シークエンスを開始します。ハッチ解放、発射システムのエンゲージを確認』

コアスプレンダー内で、『Generation Unrestricted Network Drive Assault Module』とOSが立ち上げられる。

「目標、進路そのまま。距離、4700」

「ザク、インパルス、発進!」

「ルナマリア・ホーク、ザク、出るわよ!」

ルナマリアのザクがモノアイを輝かせながら、漆黒の宇宙へと飛び出していく。


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