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FAIRY TAIL〜水の滅竜魔導士〜
MPF
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!!次のオーブラ次第では1位になる可能性もあるぞ!?』

ナルプディングさんの数値はミリアーナさんほどではないけどそれに迫る数値でした。そして次に挑戦するのはオーブラさんなんだけど・・・

「あいつは・・・」
「シャルルとセシリーを襲った・・・」
「えぇ」
「プ〜」

リリーとハッピーの言葉にシャルルがうなずき、セシリーは不機嫌そうに頬を膨らませています。

「レイヴンか・・・」
「どんな魔法を使うんだろ?」

ルーシィさんと私はオーブラさんの魔法を見ようと闘技場の様子を目を凝らして見ます。シリルが眠っちゃってるから今は私が情報を得ておかないと!!

バサッ

「キキッ」

オーブラさんが腕を広げると連れている黒い生き物がMPFに体当たりし、その数値が表示されます。

ピッ【4】

『なんと!!魔力は4!!先のナルプディングと合わせた合計は302!!』

チャパティさんも予想だにしなかった数値の低さに驚いているみたいです。

「なっ!?」
「ふざけてんのか!?」

これには当然ナツさんとグレイさんもそういうしかありません。

「ん〜・・・」
「何なのあいつ!?」

私とルーシィさんは少しおふざけが過ぎるオーブラさんの態度に苛立ちを感じています。

「ウム・・・」
「てか、医務室にいなくていいの?」

エルザさんもその様子を見て唸っていましたがルーシィさんがさっきまで戦っていた傷だらけのエルザさんを見て心配しています。エルザさんってタフですよね、さすがS級魔導士です。

「これはちょっと残念ですが、やり直しは出来ませんカボ」

ヒョイッ

マトー君がオーブラさんにそう言うと突然その頭に被っていた帽子が後ろから取られてしまう。

「フフッ♪」
「あのちょっと?」

帽子を取ったのはカナさん。カナさんは帽子を頭に乗せながら楽しそうに鼻歌を歌っています。カナさんさすがに酔いすぎなんじゃ・・・

「まったく・・・何やってんだよオーブラ!!バッカじゃないの!!」
「黙れフレア。奴の魔法は人前では見せられん」
「は・・・はい」
「本気にさせると一番面倒な奴だからな」
「くくく」

オーブラさんの挑戦を見ていた大鴉の尻尾(レイヴンテイル)の皆さんはそんな話をしていたそうです。

「さーて現在トップは人魚の踵(マーメイドヒール)ミリアーナとリズリーの586カボ」
「やった!!私が一番だ!!ミャー!!」
「人魚なめちゃいけないよ!!」

現在の1位と言われたミリアーナさんはマトー君の腕を握ってブンブン振り回し、リズリーさんは誇らしげに胸を張っています。
ちなみに現在の順位はこんな感じです。

1位 人魚の踵(マーメイドヒール) 586

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