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戦姫絶唱シンフォギアM〜ほぼ無敵が転生したそうです
28話 恐怖
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 伊吹Side

「全開放」
 時が動き始め、四名の転生者が伊吹に飛びかかった
 一人目は右腕を大きく振りかぶり、殴りかかろうとしている
 二人目は両手で持った黒い大剣を振り落とし
 三人目は禍々しい黒色の槍を伊吹の額に向けて突き立てた
 四人目は雷と炎を纏わせた剣を投げた

 その一斉攻撃は伊吹に当たる事は無かった
 全ての攻撃を跳ね返した
 おい誰だ、アタッ○カンタとか言った人

「今のは何だ?」

 音速を凌駕する速度で四人の転生者が原子になるまで切り刻まれ、白い粒子になった
 伊吹は一歩たりとも動いていないように見えるが、伊吹は剣で切り刻んだ
 転生者達は伊吹が動かず攻撃した。そう判断するしか出来なかった

「どうした?臆したか?」

 一人の転生者が涙を流していた
 殺された転生者の友達になり、この世界で生きていこうと約束したが
 たった一人の転生者に一瞬で殺された
 その現実から目を背けようとしたが、伊吹を殺さないと怒りが収まらなかった

転生者1「うあああああああああああああ!!」

 伊吹に向かって全力で走り、伊吹の懐に着くまで16M
 後一秒で伊吹の体を半分に出来る
 勝利を確信していたが、その行動は勇敢な行動ではなく無謀な行動であった

「貪れ、リンドウ」

 目の前に現れた人形の化け物が3Mはある黒い剣を上に振り上げ、音速を超える速度で
 振り落とし、転生者1を二つにした

 ザシュッ グチャッ バキッボリッ

 剣が触手になり、転生者1を貪るように食べ始めた
 この光景に吐きそうになる転生者と、泣き叫ぶ転生者と、目を瞑り、耳を両手で塞ぐ転生者が居た
 
リンドウ「...........」
「じゃあな」

 リンドウがピンポン玉と同じサイズの黒い玉になり、伊吹の手のひらに入った
 伊吹と転生者達の目の前には、血の池が出来ていた
 その血の池は転生者1だった。変わり果てた姿になり、転生者1の肉片が浮かんでいた
 そして、白い粒子になった
 伊吹はこの光景に動揺もせず、泣き叫ぶ転生者を何も思わず見ていた
 今の伊吹は、転生者殺害マシンと言っても過言では無い

「何を泣き叫んでいる?何が悲しい?」
転生者2「貴様ああああああああああああ!!」

 転生者2の金色の髪が腰まで伸び、伊吹の後ろに瞬間移動したが
 音速すら凌駕する速度で、原子レベルまで切り刻まれた
 白い粒子が空を舞い、地面に落ちた

 怒りに身を任せた攻撃は全く無意味
 全て切り刻まれてしまう。間合いに足を踏み入れた時には死んでいる
 せめてもの慈悲として、痛みを感じる前に切り刻まれる

 何故無意味な攻撃をしたのかが伊吹には理解出来なかった
 否、理解
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