第23話 光竜と妖精の審判
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は何も起こらなかった
そして、それを直下で食らったジョゼ
光と塵が晴れると
「あ・・・あがが・・・」
体中が白くなり、痙攣していた
「二度と妖精の尻尾に近づくな」
それだけ言うと、マカロフはその場から立ち去ろうと歩き始める
「ここまでハデにやらかしちゃ評議員も黙っておらんじゃろ。これからはひとまずてめえの身を心配する事だ。お互いにな」
そのマカロフの後ろから
エルザにやられたはずにアリアが現れた
(悲しいなぁ・・・!!あの時と同じ隙だらけ、もらった・・・!!!)
再びマカロフの魔力を奪おうとするが
「げばぁ!?」
後ろを向いたまま、マカロフは腕を鞭のように撓らせアリアを吹き飛ばした
「もう終わったんじゃ、ギルド同士のけじめはつけた。これ以上を望むならそれは“消滅”、跡形もなく消すぞ・・・ジョゼをつれて帰れ、今すぐに」
その瞬間
「やったぁぁぁぁぁぁ!!!」
「ファントムに勝ったぁぁぁぁぁ!!!」
妖精の尻尾の勝利が確定した
日が暮れ始め、マカロフは瓦礫の山と化したギルドを見て、肩を落とす
「こりゃあまた・・・ハデにやられたのう・・・」
「あ、あの・・・マスター・・・」
「んー?お前もずいぶん大変な目にあったのう」
ギルドが壊れたのは自分のせい・・・そう思い顔を俯けるルーシィ
ラストも、隣で心配そうにルーシィを見た
「そんな顔しないのルーちゃん」
その二人の後ろから自分を呼ぶ声が聞こえてきた
「ただいま」
「レビィちゃん!?」
「ジェット、ドロイも・・・!」
病院にいたレビィ達とリーダスが、そこにいた
「みんなで掴んだ大勝利なんだから」
「ギルドは壊れちまったが」
「そんなのまた建て直せばいいんだよ」
「ウィ・・・」
「みんな・・・」
「心配かけてごめんね」
「ち、違うの、それは私の・・・」
「話は聞いてるよ。でも誰もルーちゃんのせいだなんて思ってないんだよ」
「つーか俺・・・役に立てなくてごめん・・・」
レビィ達に慰められても、まだ割り切れないルーシィを見かね、マカロフが口を開いた
「ルーシィ、楽しいことも悲しいことも全てとまではいかんが・・・ある程度は共有できる。それがギルドじゃ。一人の幸せはみんなの幸せ、一人の怒りはみんなの怒り、一人の涙はみんなの涙。自責の念にかられる必要はない。君にはみんなの心が届いているはずじゃ」
だんだんと、ルーシィの目に涙が込み上げてきていた
「顔をあげなさい・・・君は妖精の尻尾の仲間なんだから」
マカロ
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