第23話 光竜と妖精の審判
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ガジルを倒したナツは、崩壊する幽鬼の支配者のギルドの床に倒れる
「これで・・・おあいこだ」
ルーシィはハッピーに掴まれ空に浮いていた
「ナツ!」
「へへ・・・さすがにもう動けねぇや」
「もう・・・ホントにやりすぎなんだから・・・!」
「あい!それがナツです!」
ナツがニカッと笑うと、近くで壁に背を預けているラストは苦笑いを浮かべる
「全く・・・滅竜魔導士ってのは規格外だ・・・」
その時、ラストのいる床に亀裂が走り
「うわ!」
床が崩落しラストはギルドから落ちていく
「ラスト!!」
「や、やべ・・・!」
「ハッピー!ラストを追って!!」
「無理だよ!ルーシィ掴んだままじゃ」
「じゃあ早く降ろして助けに行って!!」
「あ、あい!!」
ハッピーはルーシィをナツの傍に置きラストを追いかけようと飛んだが
「お、おい・・・どうしたハッピー?」
「何で・・・止まってるの・・・?」
ハッピーはラストのいた場所の宙に留まり下を見るだけだった
二人の方に振り向くと、ハッピーは涙を流しているのが見えた
「ナツ・・・ルーシィ・・・ラストが・・・いない・・・」
「え・・・?」
「お、おい・・・それって・・・」
「湖に落ちちゃったんじゃ・・・」
「そんな!!」
ルーシィはラストの落ちた先を見下ろし、ラストがいた床の瓦礫が
湖に落ちて水面に波紋ができるのを見たルーシィは
「あ・・・!!」
わなわなと震え、涙を流す
「そんな・・・!ラストが・・・!」
「えぐっ・・・!!」
「ラスト・・・!!ラストォォォォォォ・・・!!!」
ルーシィの叫びが、崩壊した魔導巨人に木霊した
この高さから落ちたらただでは済まない
ラストの重傷では、生存は絶望的だった
「大丈夫、ラストって人は無事だよ」
突然、何かの声が聞こえてきた
「え・・・?」
「お、おい、この声ってまさか・・・!」
「僕がちゃんと受け止めたから」
下から羽を生やした金色のネコ
ハッピーと同じネコがラストを掴み空を飛んでいた
「ラスト!!」
「おいまさか・・・!!」
「ライト!?」
ラストを助けたネコを知っているらしく、ナツとハッピーが声を荒げる
「遅くなってごめんね」
「いや・・・助かったよ・・・」
「てか・・・」
ルーシィはライトの目を見て
「すっごい垂れ目」
思わずライトの度が過ぎるくらいの垂れ目を指摘してしまった
「うう・・・!!」
すると、ライトの瞳がじわじわと潤んできて
「び
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