異世界戦争勃発。そして、派遣
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全員が揃ったのなんて18の時にイタリアで有希子と結婚式を挙げた時以来な気がした。約7年振りか?
この時集まっていたメンバーは全員が烏間先生に呼ばれた訳を聞かされておらず、同窓会なんて理由じゃないだろうと話し合っていると、自衛官の礼装を纏った烏間先生が現れた。
階級章を見る限り陸将になっているみたいだ。烏間先生、確か今30代後半だから最年少陸将なんじゃね?俺がそんなことを考えていたら、烏間先生の口から驚くべき依頼が語られた。
それはかつて殺センセーを殺す為に暗殺・戦闘技術を身に付けた俺達に凱旋門もどきの向こう側――通称:特地に他の自衛官と共に行って貰えないかという内容だった。
日本人である元3−Eメンバーなら兎も角、既にイタリア国籍になっている俺や有希子達にそれを依頼するのは国際問題ではないかと俺が尋ねると――――
「イタリア政府とは既に極秘裏に交渉を行った。特地で得られる資源や土地の半分をイタリアに譲渡することで君達の派遣を許容すると言っていた。尤も行く行かないを決めるのも君達次第であるという条件付きでな」
殺センセーの時もそうだったけど、こういった異常事態が起こった時の交渉事には形振り構わないよな、この人。その後、俺達が特地に言った場合の立場等の説明を受けた訳なんだが、中々の好条件ではあった。
まず、俺達は全員がアクが強いということもあって、通常部隊に編入という形ではなく、3−Eのメンバーだけで特務部隊として編成するらしい。
そして、階級は全員が尉官以上。政治家&官僚見習い、A・T開発者である竜馬とカルマ、俺は二等特佐。中学時代から王であった奴らは三等特佐。それ以外のメンバーは技能に合わせて一等特尉から三等特尉に割り振られるそうだ。
通常部隊を傘下に入れる形で作戦行動をする可能性はあれど、俺達の部隊が他の部隊の傘下に入って作戦行動することもないとか。ある意味独立愚連隊だな。
って、もう長々と説明するのが面倒臭くなった!結論を言うぞ!!俺達、元3−Eメンバーは全員がファンタジーが蔓延る特地に行くことになった。
まぁ、烏間先生には中学の時に色々と世話になったからな。ぶっちゃけ、俺ら全員が玉璽使えば人間兵器みたいなもんだし、死ぬことなんてまず無いだろうし。
そんな訳で、俺の退屈しない人生は異世界での遣り取りも含まれることになった。
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