第3章 リーザス陥落
第38話 仕事は早い者勝ち
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い! そもそも貴様はホモだったではないか! ホモの癖に女に目覚めるとは何事だ!」
「だから、わけのわからん事言うな! さっさと入るぞ!」
ユーリはそういえば、以前にこの男にそんな事言われたな、と思いながら否定をしていた。シィルも、そういえば……と一瞬表情を引き攣らせていた。
「(……ええ!! ひょ、ひょっとして……以前の悪寒の正体は?)」
かなみはそう想像していた。
それは、間違いないのだが結構昔の話であり、最大級の悪寒とは違うのである。
〜アイスの町・武器屋〜
ランスが一番先に店に入り……そして、首を傾げていた。
店番をしていたのは、可愛い女の子〜と言う事だったが、どっからどう見ても可愛くないし、何より女でもない。額に大きな傷があり、ランスの姿を見るなり何処か不機嫌な表情になっている中年の男がいる。
「む? おかしいぞ、ここにはレンチちゃんが店番をしてたはずだ、常識では可愛い女の子が店番でなければおかしいだろ。なんだ? このオヤジ」
「無茶苦茶だな。ランスが常識を語るのか?」
ユーリのつっこみを無視したのか、或いは聞いていなかったのか。恐らくは後者だろう。ランスはそのまま、ずかずかとカウンターにまで向かった。
「おい、オヤジ! ここにいたレンチってコはどうしたんだ? 男のおっさんの顔はみたく無い、目が腐る! 早くレンチちゃんを呼べ」
無茶苦茶傍若無人だ。ランスは、そう言うと睨みつけていた。……が、武器屋のおっさんも負けずと劣らず睨み返すと。
「かぁー! ぺっ!! お前がランスか」
「それがどうした。早くレンチちゃんを呼ばないか!」
「ぺぇっ! オレはレンチの父親だ。オレがいる限り絶対にレンチは店番に出さない」
「何故だ。オレ様は何も悪い事をしていないぞ!」
ランスはそう言っているが。
「納得だ」
「私も同感です……」
ユーリとかなみはそう言っていた。シィルだけは、何も言わず涙目になってしまっている。ランスを想っている娘だからだろう。気苦労が絶えない様で、同情をしてしまうかなみだった。
「ぺぇっ!! 悪い事をしてないだと?? よくその様な事がへらへらと言えた物だな! 散々娘を騙して傷物にしたくせに……この野郎」
「騙して傷物だとは、人聞きが悪いだろう。オレ様はレンチちゃんとは合意の上だったのだ!」
「娘は泣きながらランスに騙されたと言っていたぞ。嘘をつくな嘘を、兎にも角にも娘には近づくな。店番には絶対にださん」
「けちけちすんなよ。減るもんじゃあるまいし」
「……いい加減にしろ、馬鹿。今回もランスが悪いで万事解決だ。本題に入れ本題に」
「おいコラ! 何を勝手に、と言うか、《も》とは何だ!」
ランス
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