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気さくな鬼
2部分:第二章
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黒髪を奇麗に整えています。そしてその顔は白く女の子の様に整っています。目は黒く悪戯っぽい光を放っています。
 その子供がです。こう重太郎に名乗ってきました。
「青山童子だよ」
「それが御主の名前か」
「どうかな。男前でしょ」
「男前というにはまだ若かろう」
「そう言うけれどこれでも百年生きてるんだよ」
 重太郎の否定の言葉にです。童子はむっとした顔で返します。

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