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ソードアート・オンライン〜Another story〜
GGO編
第178話 第3回BoB予選開幕
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ュウキ? それって、RYUKIって綴り?」
「ん? まぁ そうだ。ローマ字そのまま。別に捻ったりしてない」
そう返事を返した。困惑している彼を見て、シノンは不思議に思った様だ。
「……何をそんなに驚いてるの。そんなに珍しいプレイヤー名かしら?」
シュピーゲルの顔を見ながらシノンはそう言う。
「え、えっと……シノンは《Mスト》とか見ないんだよね?」
「まぁ、……あまり興味無いし」
シュピーゲルの話にシノンはそう返した。確かに多少はMスト、即ち《MMOストリーム》には興味がある。だが、それは強い相手を倒す、殺す事においてだ。後、興味があるのは銃関係の情報。GGOで手に入るアイテム等だけだった。
今週の勝ち組をただ紹介するだけの番組を見る習慣は無かったのだ。
GGOの紹介の際は見ても良かったと思うが……、この世界の勝ち組については自分もよく知っているから、《Mスト》を見てまで確認する必要がないのだ。
「……伝説扱いされてるアバター名なんだよ、《RYUKI》って名前。結構タイムリーだったから、驚いちゃっただけで」
「「「……は?」」」
この発言に、皆がスットンキョーな声を発してしまっていた。そして、シノンにしては珍しい反応った。
「知らないかな? Mストって番組が出来て、それでVRMMOの上位プレイヤーを紹介しだした頃から、だったかな? 旧MMO時代の、様々なジャンルで、トッププレイヤーだったプレイヤーの名前がRYUKIだったって事で、何時かはVRMMOにも殴り込んでくるかも、って。この世界の上位プレイヤー達も色々と思うところがあるみたいだよ。このGGOでの前身でもあるFPGゲームでは圧倒的だった、って話だし。ゼクシードもああは言っていたけど、警戒はしてるみたいだったしね」
シュピーゲルが思い出しながらそう答えた。その言葉にキリトは、リュウキをチラリと見た。そう言えば、以前までのネットゲームでは高スコアをたたき出してた、と言う話をよく耳にしていた覚えがあるから。が、当のリュウキは、関係ないばかりに無表情だった。
「……名前がかぶったのは、あまり嬉しい事じゃないな。その同じ名の奴と、比べられるのも」
そうと言っていた。全く無関係、と言わんばかりに。
「まぁ、でも 珍しい名前、って訳じゃないし」
「そうだけどね。……ちょっとタイムリーだったから、驚いちゃっただけ」
シュピーゲルは頭を掻いた。
これまでの上位プレイヤー達の中でその名前を持つプレイヤーはいなかったから、と言う事もあるだろう。
「……と言うより、名前と同じ位、その容姿も驚いたけどね……それに……」
シュピーゲルは、改めて、キリトやリュウキの顔をまじまじと見つめた。どう見ても、女
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