暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜Another story〜
GGO編
第177話 衝撃の性別
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男である事、オレは知ってたし、それなりに キリトが男だ、とバレない様にしてたのも知ってた。……オレはそこまでするのに抵抗があったからしてなかっただけで」
「や、やっぱり!! なら 一発叩かせなさい!!」
「だけど、叩かれるのは嫌だ。……だから、お詫びにもう1つ白状するよ。お前が探していた、《その相手》の事を」
「……っ!?」

 彼女はリュウキの言葉を聞いて、怒りが湧いていたのだが、その感情が縮小するのを感じた。探していた相手、と言う話を聞いて。
 あの初老の男、散弾銃(ショットガン)使いの事を言っているんだろう、と。

「……ほんと?」
「男に二言はない」
「そのアバターでそう言われても、説得力が無い」

 彼女がそう言うのも、正直無理もない。言葉使いこそは 男のそれだが リュウキの姿、顔はもう女の子にしか見えない。美人、と言うよりは可愛らしい、と言う言葉が当てはまるだろう。 
 それを訊いたリュウキ、今度はリュウキ自身が 顔を引きつらせていた。

「……そうか。聞きたくないなら、そう言え!」
「聞きたいに決まってるでしょ!」

 ずいっ! と顔をよせてくる彼女。
 正直ムカついたリュウキだが、さっきまでの表情よりは随分と良くなった、と思いつつ 話を始めようとした時。

「あ、あの……」

 キリトが話に加わろうとこちらへ来た。……だが。

「……向こうで聞く」

 彼女は、リュウキの手をぎゅっ、と掴むとそのまま引っ張った。なんで向こうで?と聞く間もなく、結構強い力で連れて行かれる。この感覚は久しぶりだった。

 所謂、《歯向かっても無駄》だと言う事。

 最終的には連れて行かれる事を。

「ついて来ないで」
「え、ええ! で、でもリュウキは……」
「ついて来ないで」
「た、確かにオレは……、リュウキよりは、その……」
「ついて来ないで」
「で、でも、リュウキも取られたら他に知り合いいないし……」
「ついて来ないで」

 このままエンドレスになりそうだったから、一先ずリュウキは、彼女に手を引かれながらキリトの方を視て。

「……一体何したんだ? キリト。それとも、ネカマが、ただバレただけで、こんなに怒られるものなのか?」
「ね、ネカマじゃないっ!! え、えっと……お、オレが……」
「口、閉じて。……ついて来ないで」

 彼女の言葉は変わらない。
 どうやら、口に出して言われるのが嫌な事をキリトはした様だ。自業自得、とは言えなかった。自分も妙な同盟を組んでしまったのだから。

「はぁ、オレからも謝っておくよ。アイツとは長い付き合いだし。キリトが何したか知らないが、許してやってくれないか? ……その初老の男の事、ちゃんと詳しく説明するから」
「それ、最初の条
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