暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜Another story〜
GGO編
第177話 衝撃の性別
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ントであるBoBをあっさり終わらせる訳にもいかないから、それなりのフィールドを設けられているのだという事は容易に想像がつく。

「それともう1つ、予選決勝で当たったら、予選だからって……」

 次の瞬間、彼女は猫を思わせる瞳をくるっと煌めかせると。

「手は抜かないけどね」
「ああ……成る程。勿論、当たったら全力で戦いましょう」
「同感、だ。……ん、そう言えば」

 リュウキはある事を考える。
 彼女と当たるのは、番号から考えたら、まず間違いなく決勝だ。そして、キリトと当たるのは……準決勝だ。

「……大会系での戦いでお前と当たるのは初めてだな」

 リュウキは、そう言って笑った。
 ALO内でも、腕を競い合う月例大会なるモノが存在するけど、新生アインクラッド攻略の方に力を入れていた為、キリト、リュウキは殆ど参加は、しなかったのだ。エントリー時間に間に合わなかった事もあったが、それは省く。
 アスナやレイナは、1度参加した様だけど……、そのおかげで何やら不名誉な通り名をいただいた様だが……、っと、それも説明を省く。

 キリトも、リュウキの言葉に、にやりと笑って頷いた。

「……手は抜かないぞ?」
「言っただろ? こっちもだ。……いい思い出になるかどうか、保証しない」

 2人は其々楽しそうに笑いながらそう言っていた。この時、彼女はやや違和感を感じた。

「(2人が話すと……なんだか喋り方が変わる気がする。元々男喋りみたいだし。……それに、同じVRMMOからコンバートしたのかな?)」

 そうなのだ。
 彼は外見に似合わないその言葉遣いもしていた。だけど、別にそれは不思議でも珍しくもない。男なのに、女のように喋る人だって見た事あるから。仮想世界と現実世界とで 自分自身のキャラクターが代わる事は珍しくもない。

「……」

 正直、思い出すのはちょっと嫌だったから、苦笑いをしていた。彼女自身も似たような事、だから。

「それにしても、洋ゲーにしてはこの端末の日本語はしっかりしてますね? 公式サイトは英語オンリーだったのに」

 キリトは、そう口にした。GGOに関する情報を、現実世界で 主にネットでだが 調べた結果 殆どが英語だった。それなりに掻い摘んで 説明をしている翻訳サイトもあったが、圧倒的に少ないのだ。

「ああ……、うん。運営体の《ザスカー》っていうのはアメリカの企業なんだけど、JPサーバーのスタッフには日本人もいるみたいで。でも、ほら GGOって日本でもアメリカでも、法律的には結構グレーらしくて」
「まぁ、通貨還元システムで、私営ギャンブルみたいなものだから」

 リュウキの言葉に、キリトも、『ああ〜』と頷いていた。

「だよね? だから、って事が大きいと思う。表
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