暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜Another story〜
GGO編
第176話 BoB前哨線・バギーレース
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キだった。
そして、エントランスを抜け、円形のホールに着くと、如何にもSFな、いや未来的なディティールの施された円柱が十字の列を作って、遥か高い天井まで続いている。周囲の壁には大画面のパネルモニタがぐるりと設置されており、いろいろなイベントの告知、はては実在企業のCMまでが薄暗いホール内に原色の色を投げ掛ける。勿論、その中でも一際派手で、輝いているのが正面の大モニタに映し出された
《第3回バレット・オブ・バレッツ》のプロモーション映像だった。
「さて……、エントリーする端末は……」
「あ、そっか。キミ初参加だったんだね。こっち」
リュウキが周囲を見渡していた時、彼女が指をさした。色々と知っているし、話も出来るから ちょっと忘れていた様だ。キリトも苦笑いしつつ、彼女に続いて、コンビニ等に置いてあるATMに似た端末とよく似ている幾つも並んでいる端末の前へと向かった。
「さて、これで大会のエントリーをするの。よくあるタッチパネル式端末だけど、操作のやり方、大丈夫そう? 2人とも」
「はい。やってみます」
「特に問題はない」
「ん、私は2人の間の台でやってるから、判らなかったら訊いて」
そして、端末パネルに映された説明文に目を向けた。
それを見たリュウキは、どうやらJPサーバーでは日本語に変換されているらしく、面倒な英文の訳はしなくていい事が判り、軽く溜息を吐いた。
第3回バレット・オブ・バレッツ予選エントリーのボタンを押し、詳細入力画面へと入った。
そこには、《名前》《性別》《職業》……etc の各種データを入力しなければならない様だ。勿論、必須項目には《※》があるから、無用だと思うものは飛ばしてよさそうだ。
……が、現実からエントリーするならまだしも、ダイブしているゲーム内で、また名前を打たなきゃならない事に僅かながら煩わしさを覚える。それに職業など、必要なのだろうか?
等と、ツッコミ所が出てくるが、そこは文句を言わずに、入力出来る所には入力。
そして、その中には実際の氏名、住所の入力画面もあった。
その理由が現実世界におけるプレイヤー本人に上位入賞プライズが出た時、受け取る為のモノ。つまり、ここでテキトーな事を入力しでもすれば、受け取る事が出来ないらしい。
「(はぁ……、これこそゲーム外ですべき事だろうに。防護プログラムは大丈夫なんだろうな?)」
リュウキは、ここでもクレームを考えていた。
まぁ、既に問題にでもなっていれば、それなりにニュースになっているだろう。なっていない所を見ると、データ流出の類はまだ無いようだ。
だが、この手の犯罪は基本的に必ず起こる。
無限ループの様なものだ。だからこそ、必要になってくるのがセキュリ
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