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ソードアート・オンライン〜Another story〜
GGO編
第176話 BoB前哨線・バギーレース
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ク、そしてポップアップメニューから《BUY》を選択、例によってNPC店員(ロボットver)が出てきたから、緑色のスキャナ面に右掌を当てて購入完了。
因みにカスタムするのは、デザートイーグル対応であるカスタム・パーツを手に入れたから。……以前、絡んできたスコードロンを一蹴した時にドロップしたもの。銃をドロップ、ならありえそうだけど、まだカスタムしていなかったのか、或いはパーツだけを売るつもりだったのか……、それは判らないが、パーツを手に入れたので、ココは使わせてもらう事にした。
ドロップ品だから、それに絡んできたのは向こうだからと考えても、何ら同情の余地はない。市販されていないパーツだから、それなりには嬉しい。レア度もそれなりにある様だし。
「IMI デザートイーグル.50AE 10" barrel。
反動
(
リコイル
)
の衝撃はかなり通常よりも増すが、その分補って余る程に威力が向上する。おあつらえ向きだ。今のSTR値だったら、
片手撃ち
(
ワンハンド
)
でも問題ないし」
実体化したその銃を軽く構えた。ホルスターもそれ仕様に買い直す予定、そして。
「ん、メインアームはコレにして……と。サブアームには SAAだな。ん……、《ピースメーカー》も良いけど、7.5インチの《キャバルリー》にするかな。後は
弾倉
(
マガジン
)
と、リボルバーにはスピードローダー。 流石に拳銃系ばかりだから、それなりには余ってるな」
メニュー画面から、残金を確認した。
5 0万クレジットあったのが、それなりには減っているものの、主流である
機関銃
(
マシンガン
)
や
突撃銃
(
アサルトライフル
)
に比べたら、格安と言ったモノだ。
別に、マシンガン系を買っても良いけれど、最近やり始めて、自分の戦法、この世界での戦法でしっくりくるのがこの型だったからだ。武器で言えば、綺堂が使用していたあの
散弾銃
(
ショットガン
)
もお気に入りだけど、
両手持ち
(
ボースハンド
)
が基本である
散弾銃
(
ショットガン
)
だったら、 近接戦闘が、ややしにくいし、綺堂と スタイルが被ってしまうのもどうかと思ったので、今回は見送った。
その後も、まだ買い物は続く。
「
爆弾
(
グレネード
)
系も幾つか居るな。……弾数の不利はそこで補えるし。CQCスキル様に強度高めのコンバットナイフ……」
一通り準備をし終えたその時だ。
「はぁ……剣を買ったあのコも相当変わってるって思ったけど、アナタも大概そうよね。 マシンガンの銃声が至る所で鳴り響いて、雨の様に弾丸をばら撒かれる戦場に、
自動拳銃
(
オートマチック
)
とは言え、殆ど単発のハンドガンだけで行くなんて」
後ろから、ため息混じりの声が聞こえてきた。それはあの時の少女だった。
「ん、市販だと選べるモノは決まってくるから
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