暁 〜小説投稿サイト〜
ランス 〜another story〜
第2.5章 出会いと再会は唐突に
第34話 赤と青の輝き
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から、かかって来い!」

 ユーリはそう言うと、剣を鞘へと収め ヒトミを自分の後ろへとやった。戦いに巻き込まれないようにする為だ。

「舐めるなぁぁ!!!」

 残った男達、其々が得物を構えながら突撃をしていく……が。

「……煉獄」

 剣に煉獄を、闘気・殺気を込めるユーリ。

 そして、ユーリは突進してきた男達を素通りしていた。

 まるで、それはすり抜けたのか?と錯覚してしまうように。

 後ろで光景を見ていたヒトミも、人間より目、動体視力が遥かに良いヒトミもそう錯覚してしまう程の速度で。

『ぎゃあああああ!!!!』

 身体を満遍なく斬られてしまった男達は先ほどの男の様に血飛沫を上げながらた地べたに倒れこんだ。そこから血溜まりが円状に広がっていく。

「ひ……ひぃぃっ!!」
「は、はなしがちが……ちがうっ、ら、楽して儲けれるって聞いたからっ ひぃ!!」

 パニックを起こしている残り2人の男の内の1人の前へといつの間にか移動をしていたユーリ。その剣先を男の喉下に添えながらユーリは聞いた。

「儲け? なら、軍とかって言うのはガセか」
「ひ、ひいぃっ……、そ、そうだ、あ、あの黒髪のカラーがいる今は、カラーなんざ、軍が大っぴらに攫う事なんか出来ないからっ」
「黒髪のカラー?」

 ユーリは、その言葉を聞いて疑問に思っていた。
 カラーの事をよく知っているわけではないが、これまでに見た事があるカラーは皆共通点がある。1つは女しかいないと言うこと、そして、額にはクリスタルがあると言う事、そして……皆髪の色が薄い青だと言う事だった。
 黒髪のカラーは見た事が無かったのだ。

「し、死ねええ!!!!!!!」

 男の1人は、話しているユーリが隙だらけだと見るや否や、剣を振りかざしユーリに付きたてようとしたのだが……、

「馬鹿が。……本当の隙なんか作るのは二流がする事だ」

 最短で最小限の動きで十分に見切り避けた後、カウンター気味に男の喉元に忍者刀を突き立てた。

「が……ひゅっ……」

 気道を貫かれてしまい、空気が外へと漏れてしまう。

 だが、そんな事はもう考えいなかった。
 失われていく血と共に、命も完全に失ったのだから。

「誰かの命令で動いたって訳じゃないと言うわけか?」
「ひ、ひぃ……!! は、はいっ!し、しいて言うなら、方法はミネバと言う武将に色々と方法を……手をご教授していただいて、見返りを渡す予定にはしてます……が」

 男は、圧倒的な力の差の前に完全に心が折れてしまっていた。武器も全てかなぐり捨てて、手を挙げて完全に降伏をしていた。

 そして、その後も色々と聞き出していた。
 捕らえたカラー達の身体を裏で売り、身体を犯し抜い
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