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俺が愛した幻想郷
俺は愛せる? 幻想郷...
式神の力ってすげぇ...
第二十一話 不思議な穴には設定を
[後書き]

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外に出て、集中力を高める。目を閉じ、想像する… 元いた世界の、俺の部屋を…
部屋の隅、クローゼットの奥… 玄関よりも前の隙間… ここだ!

一度息が詰まるような感覚、そして自分の身体に乗っかる重力。これは、マウンテンバイクを持ったときと同じ重力…重さだ。
呼び出すときは、飛ばすとき以上に負荷がかかる… それも、世界を越えての召喚だ…

異常な重力から解放され、深呼吸しながら目を開く。すると目の前には、黄色のボディーに黒の英文字が書かれた、タイヤの大きなマウンテンバイクが置かれていた。


やはり、世界移動だと体力を使う…
この体力が俗に言う、霊力や魔力なのだろうか…?

マウンテンバイクに跨りながらしみじみ考える俺であった。
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