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ソードアート・オンライン 結城家の次男は両手剣使いで恋人は黒の剣士
デスゲームの始まり
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しい美少女だろう。


そう、キリトだ・・・・・・。



キリトは自分の正体がバレた恥ずかしさのせいか分からんが、頬を赤くし手を合わせてモジモジと恥ずかしながらも可愛らしい仕草だった。


(あのすんませんキリトさん。そんな今にも泣きそうな目で(わたくし)を見ないでもらえますかね。さすがに心に罪悪感が宿りそうなのですが?と思っていると、すっかり忘れていた左隣にいたクラインが喚く。


「おいおい、どうやらみんな現実の顔になっちまったらしいぜ!ってラグナの隣にいるのって・・・・・・まさかキリトか!?」

クラインの言葉に無言で頷くキリト


「だけど、何で俺達の現実の顔になったんだ?」

俺の疑問にキリトが可愛い声で答えてくれた。

「・・・・・ナーヴギアは、高密度の信号素子で頭から顔全体を完全に覆ってる。つまり、脳だけじゃなくて、顔の表面の形も把握できるの」

「で、でもよ。身長とか体格はどうなんだよ」


確かにそうだ、俺達の体格はアバターでは少し小さくしたが今では俺の身長と全く同じだし、体格もしっかりしている。

そこで俺はまたある事を思い出した

「ナーヴギアを買ったとき、初回に装着した時のセットアップステージで、キャリブレーションで自分の体を自分で触ったから、それじゃないか」

「ああ、そういうことか」

クラインも納得し、右隣のキリトは顔を真っ赤に染めていた。まあ、そりゃそうだろうな。自分で自分の体に触れたんだ、そりゃ恥ずかしくもなる。

キリトが弱々しい声を放ちながら言った。


「でも・・・・なんで、そもそもなんで、こんなことを!?」

「落ち着けキリト、どうせ、すぐに答えてくれるだろ」


俺は茅場晶彦を睨む。数秒後、血の色の空から厳かな声が降り注いだ。

『諸君は今、何故、と思っているだろう。何故私は――――SAO及びナーヴギア開発者の茅場晶彦はこんなことをしたのか? これは大規模なテロなのか? あるいは身代金目的の誘拐事件なのか?』

俺はこれをテロか何かかと思っていたが、どうやら違うことが茅場の口から放たれた。なら何故茅場晶彦はこんな馬鹿げたことをしたんだ?と考えていると、また数秒経ち茅場の目的らしきものが聞かされる。

『私の目的は、そのどちらでもない。それどころか、今の私は、すでに一切の目的も、理由も持たない。なぜなら・・・・この状況こそが私にとっての最終的な目的だからだ。この世界を創り出し鑑賞するためにのみ私はナーヴギアをSAOを造った。そして今、全ては達成せしめられた』

短い間、無機質さのある茅場晶彦の声が響く。

『・・・・以上でソードアート・オンライン正式サービスのチュートリアルを終了する。プレイヤー諸君の健闘
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