第2.5章 出会いと再会は唐突に
第31話 マルグリッド迷宮へ行こう
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す。それは最短で、最速の刃。
ユーリの鞘から抜いた刃をハニーの陶器に叩き込む。
「あ、あいやーー!!」
「きゃーーーっ!!」
「いやーー!!」
割れる音と共に、ハニーたちは絶命していった。
「まぁ、第1層だからこんなものだが……少し気になるな」
ユーリは先ほどのハニーを見て違和感を感じていたのだ。好戦的なハニーもいないことは無い。
だが、比較的に普通ハニーは臆病な所が多い。
そして、悪巧みをしたり、罠にかけたり、そう、前に戦った人間に善戦したり勝てたりすると、一気に好戦的にはなってくるが。
「誰かがさっきの連中にやられている可能性もある、か」
ユーリは妃円の剣を鞘へと収めた。
そして、暫く進んでいくと何やら何処かの兵? 達が座り込んでいるのを見つけた。
「どうした、大丈夫か?」
ユーリは後ろから声を掛ける。すると、驚いたように振り向いたが、モンスターじゃないと判るとほっとなでおろしていた。
「冒険者の方でしたか……、また モンスター共が現れたらどうしようかと思ってました」
「ああ、だが ここで座り込んでたら結果は同じだぞ? ここで何をしてるんだ?」
「あ、いえ 我が国の四天王のお方をお迎えにです」
「………」
ユーリは顔を引き攣らせた。
これは脱出した方がよいのでは無いか?とも思える。……が、まだ名前を聞いていない。まだ判断をするには早すぎるとユーリは思い。
「ゼスの軍の……。だが、何故ここに四天王の方が来てるんだ? 話しを聞けば四天王は、王都を守る為に塔を管理と守護するのが仕事だと聞いているが」
「あ、はい。そうなんですが……、ここマルグリッド迷宮で魔法に関するアイテムが発見されたと言う通達をいただきまして……、丁度、将軍達も別件で外してて……」
「っておい! 何そんなに国の機密について話してるんだ! 馬鹿者!!」
後ろに倒れるように座っていた男がのそりと起き上がると頭にゲンコツを落としていた。どうやら、この人は新兵らしい。
「あ、安心してくれ。口外はしない」
「むぅ……っ、いたた……」
男はダメージを思い出したようで、腰を落としていた。よく見てみると重症とはいかないが、それなりの傷を負っているようだ。
「成程、魔法使いの天敵のハニー達にやられたのか?」
「あ……はい。恥ずかしながらそうです。魔法と剣士を使う人もいたんですが……」
「……納得」
ユーリは倒れている男を見て理解した。どうやら、迷宮に仕掛けられているトラップにかかってしまっているようだ。
恐らくは《無気力キノコ》
これに引っかかってしまえば、戦う気をごっそりと削られてしまってもうどうしようもない。
「その上、警報装置も沢山踏んで
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