第2章 反逆の少女たち
第30話 カスタムは平和なり
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くれる自体は十分好ましいのだ。からかうのも恒例行事みたいなものだ。
「ユーリさんは、次は何処へ行くと?」
「ああ、ヘルマンの方だ。今回大分熱かったんだろう。色々とな。だから熱を冷ましにいったんだろうさ」
キースは口の中に溜め込んだ煙を吐き出しながらそう答える。
先の事なんか、誰にだって判らない。だからこそ、楽しいんじゃないか。人生は楽しまなきゃ損だ。
その楽しみの一つにユーリとの絡みや頭が痛い部分がかなり多いがランスの事もある。今後も楽しくなりそうだと、キースはニヤリと笑みを浮かべて、ギルドの外を見た。
――どうやら、今日は少し風が強い。嵐が近づいているんだろうか?
キースは、不意にそう思い窓を閉めた。
そう、彼の勘は当たっている。《嵐》は、着実に近づいている。
直ぐ近くにまで……。
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