暁 〜小説投稿サイト〜
ランス 〜another story〜
第2章 反逆の少女たち
第24話 真実を掴む為に
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 真知子がそうユーリに聞く。今朝方の占いの事を……確認する為だ。

「女の子に会いませんでしたか? このカスタムのコ以外で」
「へ?」
「あ、私もそれ、聞きたい! どうなのっ!?」

 優希も乗り気で身を乗り出してきた。何がなんだか判らない事だったが……、何故知っているのかも気になったのも事実。

「まぁ、ほんのついさっき、な? それがどうかしたのか?」
「うわぁぁんっ!! やっぱりぃぃぃ!!」
「ふふふ、私の腕もまだまだ落ちていなかったのね」

 優希はなんでかパニックになっていて、真知子は笑っていた。話を聞けば、真知子がそう占ってユーリに≪出会い≫の相が出たとの事。精度チェックをしたかった為に聞いたとの事だった。
 だとしたら……疑問も残る。

「なんで、優希はそんなに慌ててるんだ?」
「ぅ……、や、別に何でも無いヨ?」
「慌てますよ? なんていったってユーリさんにこいw「わぁぁっ!駄目ですっ」ふふふ……」
「??」

 何やら楽しそうにしているが……とりあえず まだする事があるから。

「とりあえず、まだ仕事が残ってるから、またな? 真知子さん、優希」
「はい。吉報を待ってますよ」
「あ、う、うんっ! またねーユーリさん!」

 慌てる優希を尻目に、ユーリは情報屋を後にした。それをしっかり見送って、出て行ったのを確認すると。

「も、もー 真知子さんっ!?」
「あら? 私の考えに賛同してたんじゃ?」
「ゔ……で、でも まだ心の準備ってのがあるのっ!! 女の子なら、やっぱり自分だけを見て欲しいのに〜〜!」
「うふふ。確かにそれは理想よね? でも、難易度が遥かに高いわよ?私の占いもまだまだ現役みたいだし、今日子がいればよりいっそう判りそうだけど」
「うぅ……」

 最初に真知子が言っていたの≪出会いの相≫なら、どれだけ良かった事か……。
 ユーリに出たのは出会いではなく≪女難の相≫。そもそも出会いの相なんて、今即興で作った相だ。

「会ったって言う女の人って……どんな人なんだろう?」
「さぁ……でも、良い人なんじゃない? ユーリさんの魅力を判る子だし、それに判る事はあるわよ?」
「え〜なにが??」
「私達と同じように悩んでる人って事! あ〜、悩みを共有できるコが増えるのは良いかもね?」
「うううう……、真知子さん! 悩んでないでしょ!」
「だって、私にも愛してくれるなら、ユーリさんが他の誰かを愛しても構わないからね」
「ぶぅ……私の事も、愛してよ〜」

 そこまで開き直る事が出来るのかな。とも思える内容だった。











〜迷宮≪地獄の口≫入口〜




 最後の魔女を救う為に。迷宮前へと足を運ぶ。そこにはもう
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