第2章 反逆の少女たち
第24話 真実を掴む為に
[15/17]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
なせるのには忍びなかったようだ。シィルのフォローもあり、クズも死ぬ事も無く ランス達はラルガの屋敷へとたどり着く事が出来ていた。
〜迷宮≪地獄の口≫ ラルガの館〜
そして、ラルガの館に入ったその時だ。
「な、なんだ? この香りは! エロエロムード満天では無いか」
「は はぅぅ……」
「ぅぅ……もうココには近づきたくなかった……」
「お前まだいたのか?もう要らん、とっとと失せろ」
「ランス様……ひどいですよ……」
ランスは、クズを蹴り上げてラルガの館から追い出していた。シィルもその行為に思わず言ってしまったが、直ぐに口を噤んだ。死ななかっただけでもよかったと思っていたのだ。そして、部屋の忠臣に美しい娘が立っていた。衣類を纏っておらず、妖艶な雰囲気を発生させ続けている。
そして、その背後には無数の女の子モンスターねこ。ラルガのねこも佇んでいた。
「ランス様、用心してください! サッキュバスです、性の魔女です!」
「ほほう、君がラルガか?」
「そうです。私がこの地区を支配する者です」
その声は色っぽく聞いているだけでランスは思わず涎を垂らしてしまう程だった。だが、ランスはそれをぐっと堪えて一歩前に出る。
「要件はわかってるな? 志津香の屋敷の鍵を返してもらおうか?」
「いいわよ。ただし、私をイかせる事が出来たらね」
ラルガからのまさかの条件を聞いたランス。そこまで言われたら我慢する必要は無いと判断したようだ。
「ラッキ―――!! いただきま――――す!!」
ランスは一目散にラルガに飛び掛って……その30分後にあのシィルフィードと同じような姿へと変えられてしまっていた。
〜志津香の館 一階〜
ユーリは屋敷の中を探索した。
そこには風の戦士やメイドがいたが、問題なく一蹴する。ユーリは目を瞑った。鮮明に見えてくる光景、目の前に広がる過去の記憶の光景。それが再び続いていた。
『ははは、ここは随分と広いだろう? 3人じゃちょっとばかり寂しくてね?』
『そうよ。志●●もまだ小さいから 君達が来てくれて本当に良かったって思ってるのよ』
優しく微笑んでくれる二人。まるで、我が子の様に愛情を注いでくれているのがよくわかる。
『こら、●ー●。走っちゃ危ないでしょ?すみません。うちの子が』
『良いんですよ。子供の内はしっかりと遊ばないと』
それは勿論自分自身の母も同じだ。父親を亡くし、そして色々あって、それでも守ってくれてたんだから。
そして、ユーリは再び目をあけた。
「……この記憶は、多分 2,3歳と言った所か、よく思いだせたものだ」
そう考える。幼
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ