第2章 反逆の少女たち
第24話 真実を掴む為に
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のを見せるんじゃなーーい!! こらぁ! シィル、あんな変なもんを見るんじゃない!!」
「は、はぅぅ……見たくて見たわけじゃ……」
シィルは多大なるダメージを受けてしまったようだ。全女性の敵と言うヤツだろう。
「アイツはオレ様が血祭りに上げる! あの変なとりはお前がやれ、ユーリ!」
「お? シィルちゃんの為に頑張るってか?」
「馬鹿者が!! あんな汚物をいつまでも見たく無いだけに決まってるだろうが!! ラーーンスアタァァック!!」
“ちゅどーんっ!!”
ランスアタックが、変質者三人中二人を吹き飛ばした。溶岩地帯に落とされてしまい、そのまま黒煙を上げながら溶かされてしまった。
「まぁ、そこは同意だ。シィルちゃん元気の薬だ」
「あ、す、すみません……」
ユーリはダメージを負ってしまったシィルに回復薬を渡した。シィルはそれを受け取ると一気に飲みほす。どうやら、本当に深刻なダメージのようだ。……渡したのは正解でだろう。
「さて……煉獄」
ユーリは、次は自分の番だといわんばかりに、剣に闘気を溜めた。相手は空を飛ぶ敵。
「斬光閃」
光を纏った飛ぶ斬撃。
その一撃は金とりの羽部分を正確に切り落とすと、空を飛べなくなり落ちていった。
「複数だからな、威力は落としても連撃にする方が良いか」
ユーリは、剣を握り締めながら新たに煉獄を発動させた。
「えい! 雷撃」
その時だ。シィルが後ろから魔法で援護をしてくれた。雷属性が金とりの弱点であり、即座に絶命し下に落ちる。
「ナイスだ」
「あ、はい! ユーリさんのお薬のおかげです!」
「おいコラ! シィル! こっちも援護しないか!」
「あ、はい!!」
シィルは慌ててランスの方へと向かった。その後姿を見てユーリは言った。
「あの変質者の姿を捕らえないようにしろ、ランスの後ろから攻撃魔法をするんだ」
「わ、わかりました!」
ユーリの言葉通りシィルは、ランスの後ろに隠れつつ援護をした。……勿論、ランスがそんなの許すはずも無く、イジワルからかシィルに後2,3回程変質者を見せて多大なるダメージを与えられたのだった。
「は、はぅぅぅ………ユーリさん……ごめんなさいぃ、回復薬を無駄に……」
「無駄じゃないって、シィルちゃんは重要な戦力なんだ」
「がはは、そうだ! どんどん使って良いぞシィル!」
「お前も今度から買え」
「馬鹿言え、何度も言ってるだろうが 下僕のものはオレ様のもの。オレ様のものはオレ様のものだ!」
ランスは、そう言って更に笑っていた。暑いと言うのを忘れたようでとりあえずは良かった……のだろうか?
「全く……、無茶をさせるなよランス」
「がははは、シィルは鍛え方が足りな
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