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魔法少女リリカルなのは 平凡な日常を望む転生者
第20話 暗躍する影、新たな転生
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『イエス、マスター。』

そう言われた女性、プロト2は入っていた生体ポットから出てくる。

「さあ、楽しませてくれ黒の亡霊よ………我が望みを叶えるために!!」

男はその場所で笑い続けているのだった………










「さて、話はこれくらいじゃ。それではお主等にはリリカルなのはの世界に転生してもらう」

「リリカル?」

「なのは?」

「おや?知らないのかの………まぁ行けばわかるじゃろ」

「嫌そんなこと言われても………」

「なんだか不安………」

ここは零治達が転生する前にいた場所。
そこに新たな二人の男女がいた。

「それでは特典として3つお主達の願いを叶えてやろう。ただしわしに叶えられる願いだけじゃ」

「えっと………」

「いきなり言われてもな………」

二人ともいきなりの展開に驚く。

そして男が口を開く。

「えっと、一つ聞きたいんだけど、俺達以外に転生者っている?」

「おお、おるぞおるぞ。ただし別の世界のリリカルなのはの世界じゃがな」

「その人たちの名前は?」

「名前か?確か………佐藤考輔と神崎大悟と言ったはずじゃの………」

その名前を聞いて二人は驚く。

「兄………さん?」

「何で考輔が………」

「ん、知り合いかの?………そうかその娘は零治の妹か」

「零治って?」

「ああ、転生した世界で名乗っている名前じゃよ。有栖零治と名乗ってるよ」

「有栖………零治?」
「あいつ生きてるのか!?」

「そうじゃ。………それで願いはどうするのじゃ?」

神様はきりが無いと思い、そこで話を止め、無理やり聞いた。

「願いか………」

男の方が再び考え始める。

「じゃあ、まず一つ。俺と加奈を考輔のいる世界に転生させてくれ」

「………二人は無理じゃな。一人なら問題ないが………」

「なら私も同じお願いでお願いします」

「分かった、それならOKじゃ。………それでは二つ目の願いはなんじゃ?」

「二つ目は転生した場所を考輔の近くの場所にしてくれ」

「だが二人は………」

「私も同じで!!」

神様が話そうとしたところを女の子が遮る。

「………分かった、そうしよう。それでは最後はどうするのじゃ?」

「………その前に聞きたい。転生した時の年齢ってどうなるんだ?」

「年齢は物語の始め、8歳になるはずじゃ」

「なら願いは考輔と同じ年齢にしてくれ」

「私もそれで………」

「………了解じゃ」

そう言って神様はなにやら呟き始める。
しばらくたち神様が口を開いた。

「完了じゃ。転生したとき、零治と同じ14歳で転生され
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