暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 平凡な日常を望む転生者
第20話 暗躍する影、新たな転生
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「な、な、何をしてるの!!」

ライが叫び声を上げながら俺とセインを引き離す。

「男の人に初めて抱きしめられた………」

「セイン!!大丈夫!!」

「えっ!?私はいつも通りだよ?」

お前も同じか………

「セイン周りを見てみて」

ライにそう言われセインは自分の周りを見てみる。

「うわっ!?何でてるてる坊主がこんなにあるの?」

「私も分からない………幽霊の仕業かな………」

「………」

俺は頭を抑えながら二人のアホな会話を聞いていた。

「………二人とも正座!!!」

俺の大声に二人は慌てて正座する。

「お前たちは自分たちが何してたか分かってるのか?」

「「いいえ………」」

そんな二人に俺は今日の事を説明した………





「「ごめんなさい………」」

「まぁ、分かってくれればいいが………」

このてるてる坊主どうするんだよ………

取り敢えず大きなゴミ袋に無理やり詰めた。
袋、5個分になったが………

どんだけ紙無駄にしたんだよ………

「ねぇ、レイ………」

ライがおずおずと俺に話しかけてくる。

「明日、遊園地行くよね………?」

「………行くよ」

今回は少なくとも俺にも非があると思ってるしな。

「………本当に?」

「ああ」

「………絶対?」

「ああ」

「………嘘じゃない?」

順番に俺に聞いてくる二人。

「本当だ!!明日は必ず行く!!だから今日はおとなしくしとけ!!」

「「うん………!!」」

二人とも嬉しそうだな。
明日は覚悟するか………

「ねぇ、レイ………」

「?どうしたんだセイン?」

もじもじと俺に話しかけるセイン。

「あの、ありがと………」

「どういたしまして………さてリビングに出て星達にも挨拶しないとな」

「「うん!!」」

こうして三人は部屋を出た。






「………どうだ?」

『能力正常………AMF展開可能………スキル魔力吸収発動可能………』

「どうやらうまくいったようだ」

男、クレイン…アルゲイルはディスプレイに浮かんでいるデータを眺める。

「さて、前の教訓を生かし、魔導師の弱点となるスキル魔力吸収がどこまで使えるか。また実験をしてみるか………」

そしてクレインは違うデータを見る。

「黒の亡霊………その場で急に転移するだけでなく、特殊なバリアと頑丈な装甲に守られた特殊な能力。魔力ランクはS+ほど………これほどの相手はいないだろうな」

クレインはニヤリと笑みを浮かべる。

「どのくらい彼に通用するか楽しみだ。プロト2この魔力をたどって彼を殺せ
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