41話
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ャップを含んだ一年戦争末葉の傑作機。かつての共和国軍での正面装備は《ゲルググ》だったようだが、残念ながら今の正面装備は《ハイザック》である。
「正確には《ゲルググ・イェーガー》らしい。サイド3でパイロットにわたる前に終戦を迎えた白い《イェーガー》があったらしくてな。そいつを塗りなおした奴なんだが―――そのパイロット、やるか?」
「え!?」
思わず素っ頓狂な声を上げた後、琳霞は慌てて敬礼して謝罪の言葉を口にした。大隊長は気にせずに声を出して笑った後、
「開催委員会? みたいなところから打診が来てな。腕のいいパイロットが居ないかと言うから貴様を推薦しておいた」
琳霞は視界が眩むのを感じた。
「ありがとうございます!」
びしっと敬礼すると、「ゲンキンな奴だな」と大隊長は苦笑いを浮かべた。
「貴様が《ゲルググ》を敬愛しているのは知っている。6年後を楽しみにしておけ」
威勢よく了解の声を上げる。敬礼し、退出の言葉を述べた琳霞は、勢いよくドアを開け放つと執務室を後にした。
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