第2章 反逆の少女たち
第23話 不明レベル値
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て何時使った? それらが一切判らない。
記憶が曖昧な以上、判らないのも当然だと思われるが。
「……ーリさん!」
自分の記憶がはっきりしてるのは、8歳くらいから……だろうか。様々な世界を体験し、経験してきた。……そして、魔の世界も 少なからず経験し、様々な世界も見てきた。その過程で、冒険者としての才覚も出てきて。
≪自覚≫も生まれた。
だが、自分は……いつこうなった?
「ユーリさん!!」
「っ!」
突然、大きな声で呼ばれた為、慌ててユーリは前を見た。
「どうしたんですか??心ここに在らずで。何かあったのですか?」
エレナが心配そうに顔を覗き込んでいた。どうやら、少し長い間考え込んでいたようだ。
「あ、ああ……悪い悪い。少し考え事をしててな。今後の事とかさ?」
「そうですか……。お身体には十分気をつけてくださいね。私でよければいつでもお相手いたしますから」
「ああ、ありがと……ん? 相手?」
「あ〜い、いえ、ちょっといつものアレが出ちゃいまして。私は身体も売ってる娼婦もしてるんです」
「……ああ、そう言う事」
別にユーリは不思議には思ってはいない。生きる為、金を稼ぐ為、にしている女性も多々いる。そしてこの時代、慰安婦も大切な存在だ。日ごろの労をねぎらって、楽しませる事。不満を溜めずに吐き出すはけ口と言えば聞こえは悪いと思うが、その彼女達がいるからこそ、一般人が襲わる確立を下げているとも言えるのだから。
「オレはいい。ランスなら判らないが……今はシィルちゃんも帰ってきたしな」
「ええ! あのゴッドオブへヤーのコも帰って! これは、また触らせてもらわないと!」
「……そんな事したら、ランスにヤられるぞ」
「その時はお金頂きますので。示して600GOLD」
「その金はオレが払いそうな空気になる。オレがいない時に頼むな」
苦笑いしつつ、ユーリはそう言っていた。そして、その後の町の事を色々と説明をしてくれた。
まずマリアだが、彼女は外で新しい町の開発陣頭指揮に当たってるとの事。
「成程な、マリアは開発の技能が高い。適任と言うわけだ」
「ええ、それはもう! 彼女が作ってくれた土木機械が凄くて、人手もかからずに出来てしまうので、小さな町としては大助かりです」
エレナは笑顔でそう言っていた。
マリアにはそれが似合うだろうと、ユーリは思っていた。……研究室で篭っている姿も、まぁ似合いといえば似合い、だが 町の為に開発する彼女。笑顔で汗を拭いながら指揮をしている姿が目に浮かぶ。
そして、ヨークス姉妹。ミリとミルは薬屋を営んでいると言う話は聞いた。
彼女達の店は、安く、効果のいい薬を売ってくれていると言う事で町の皆が世話になって
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