20話
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男が目に入った。
栗色の髪の男―――そういえば、ここに配属になっていたんだっけ、と思った。だが、それだけなら、事前に知っていた情報を思い出したというだけの話である。だが、日本人の彼女が驚いたのは、その男がいるということだけではなかった。
男は、手を繋いでいた。銀髪の少女と、どこか恥ずかしげにして、小指と薬指だけを絡ませていた。
へぇ―――あの人が、ねぇ。
白い色のアイスクリームを頬張る。
きん、と口の中を冷たさが刺した。
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