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機動戦士ガンダムMSV-エクリチュールの囁き-
13話
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写る。
(明日ジェトロの家でパーティーなんだが来ないか?)
 誘い文句だけを聞けば、気軽に友人を誘っている図だ。だがそれにしてはザミュの顔が妙に意地悪い―――そしてなぜかマクスウェルの顔が青ざめている。
(なぁ?)
(お、おう―――)
 催促に屈した。マクスウェルの声はそんな風に聞こえた。
(あたしは用事があるからパス!)
 いつも飄々としているエイリィも何故か慌てた風だ。
はて、なんのことやら―――思案も数秒、(プルートちゃんはどうする?)とザミュの声が耳朶を叩いた。
「構わないけど」
 特に頓着もなし。せっかく呼ばれたのだし、断る理由もない―――。なぜかエイリィは通信ウィンドウ越しに涙を浮かべて敬礼をしていた。
 ―――その敬礼の意味とマクスウェルの青ざめた顔、己が失策を悟ったのは、それからちょっと経ってからのことだった。
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