プロロゴス
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何故一体、私は存在するのか? 何故私は、無ではなしに存在するのか?
夢幻なる無限の大地が果てまで啓け、天上では瑠璃と茜が交接している
何故一体私は存在する、のか? 何故私は無では、なしに存在するのか?
太陽から閃光が降り注ぐ。大気には奇妙な何かが夥しくも当然に存在し、息をするたびに体の中に何か存在が浸潤していく
何故一体私は存在するの、か? 何故私は無ではなしに、存在するのか?
緩やかな傾斜の円丘の上、私は独り存在者として存在する。大地は赤茶けに焼けただれ、ぶすぶすと音の熱を吹き上げている
何故一体私は存在するのか何故私は無ではなしに存在するのか
何かを探している。失われたガイアを求めて、私は何か誰かどれかどこか何故かどのようにしてか探している
何故、一体、私、は、存在。する。のか、何故、わたし、は。無、では、なしに、存在、する、のか
長い髪の存在を、永遠の処女の微笑を、少女の胎盤を、かつてあるであろうはずのないものを
何、故、一、体、わたし、は、存、在、す、る、の、か、?
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