暁 〜小説投稿サイト〜
学校の小さな防人
ACT.5 「DAY3. 予想外の告白」
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S-42チームと合流し、現在待機中。見たところ、敵の武器はM16のコピーモデル、ノリンコCQだと思われます。二人の内のハゲは教室の中央で電話を、もう一人のノッポはタバコを吸っています。チャンスです。)

(こちらチームS-43、2階渡り廊下出口で待機中。指示を求む)

長谷と新城からの通信だ。聞くところによると、長谷・土岐チームは木下・柴田チームと合流し、待機しているらしい。新城・大城チームは2階渡り廊下出口で待機して、突入の時を伺っているらしい。

「こちらS-31。今屋上に着いた。5分待ってくれ。今からリペリングの用意する」

屋上に設置されているフックに降下用のロープを掛けて、外れないようにロックを掛ける。腰のベルトストラップにロープのカラビナを付け、縁にある滑車にロープを巻く。

「芽衣、降下準備」

屋上の縁に立って、ロープを地上に垂らし、地上に対して背を向ける。

「高いね…」

「何度もやっただろ。今更怖がるな」

ロープをグローブでよく握り、通信をオンラインにする。

「こちらS-31。降下準備完了。10秒後に作戦開始」

HK、防弾アーマー、腰のUSPと57、突入用のフラッシュ・バンを確認し、前を向く。

四秒を切った所で、芽衣に声をかける。

「降下開始?」

白いコンクリートを蹴り、勢いよく空中に飛び出す。途端にマイナスGが身体に掛かり、ジェットコースターの様な落下感覚が襲ってくる。グローブとロープの摩擦で減速しながら、目標の二階に到達する。着地地点の窓は空いており、直ぐに校舎に入れるようになっている。

(S-34、エンゲージ?)

(S-43、エンゲージ?)

戦闘開始(エンゲージ)の声を聴きながら、校舎の中に侵入する。すぐさまHK416Dを構え、前方を警戒する。芽衣も無事に着地し、MP7を構えている。

「S-31、エンゲージ?」

目標の教室はすぐ前、左右からは皆が突入してきている。

「芽衣、行くぞ?」

「了解」

腰から取り出したフラッシュ・バンを目的の教室に投げ入れる。閃光により視界が遮られるので、目は閉じておく。三秒後、バン、という音と共に視界が白一面に染まった。それを合図に目を開き、目の前の教室に突入する。視界は多少ぼやけていたが、許容の範囲内だと割り切り、そのまま行く。

ドアはフラッシュ・バンを投擲した時に開けたので、今いる廊下と教室を隔てる物は無い。入口に近づくと、目を擦り、奇声を上げている2人の姿が見えた。

これはチャンス、と教室の外で銃を構え、セミオートで5発、ダットサイトを取り付けたノリンコを持っているノッポに撃つ。芽衣もフルオート射撃でノッポに弾丸を浴びせる。

木目のタイルに飴色の薬莢が次々と落下し、
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