ACT.5 「DAY3. 予想外の告白」
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うしたんですか、長門分隊長?」
長谷が聞いてくる。
在来線車内で厳重な箝口令を敷いたため、真田達は言わないと思うが、なってしまった本人に聞かれるのはちょっと言いにくい。
「まぁ、ちょっとあってね…」
「くくっ…知ってますよ?」
「はぁ?何を?」
「9時くらいに、たまたまイヤフォンを耳に付けたんですよ。そしたら通信がオンラインになってて、聞こえました。内容を言った方が良いですか?」
こいつにもバレてたか。通信範囲を富士に絞っておけば良かったと今更に後悔してしまう。
「…他に一年、三年で知ってる奴は?」
「いませんよ。だから安心してください。誰にも言ったりしませんから」
確かに、長谷なら安心できる気がする。
そう言ってる内に倉庫に辿り着いた。通信機、テント等を棚に置き、倉庫の扉を閉める。
ふぅ、と一息ついた瞬間、イヤフォンに警戒を促すアラートが鳴っ
た。その音を聴き、全員の目付きが変わる。
「総員、戦闘用意。室内戦闘だろう。真田は屋上で待機。他は2人組で行動。ペアは自由。行動開始?」
矢継ぎ早に指示を出し、自身も倉庫のジュミルランケースからHK416Dを取り出す。ケースにマガジン単位で保管されている弾は亜音速で目標に飛ぶ35発入り5.56mmサブ・ソニック弾を選択。それを手に取り、銃下部のマガジンレシーバーに押し込む。完全に入ったのを確認し、側面にあるボルトを引き、弾を弾室に送り、手を離す。
左手は前部アンダーマウントに設置したグリップを握り、右手はセイフティを「SEMI」の部分に移動させたトリガーに指を掛ける。
(S-33へ。こちら職員室。南棟2階に銃器を所持した不審者2名が侵入した。速やかに排除してください)
「了解した」
イヤフォンから聞こえてきた指令を確認し、全員に伝える。
「了解。僕と土岐は1階から行きます」
「俺は木下先輩と一階から進みます」
「大城と一緒に2階の渡り廊下から行ってみる」
長谷と土岐、柴田と木下、新城と大城がペア。残っている二人は…
「じゃあ、長門と伊吹、屋上からリペリングして」
そう言ったのは、勿論の事、真田だった。
………………………………………
「絶対嵌められた…」
現在、中央棟3階から南棟3階へ繋がっている渡り廊下を走っている。勿論、後ろには芽衣がMP7を持って着いてきている。リペリング降下用のロープと、腰のベルトストラップに接続するカラビナを手に持ちながら走っているため、走る速度はやや遅い。
「長門君、持とうか?」
「大丈夫」
芽衣が心配そうに聞いてきたが、怪我をしている芽衣にこんな重い物を持たせる訳にはいかない。
(こちらチームS-34。
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