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ソードアート・オンライン〜Another story〜
GGO編
第175話 男の娘?同盟結成
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なのか?』
「ああ。会って話がしたい。ちょっと長くなりそうだからな」
『ん、判った。30分以内に行くよ』
キリトは、通話を止めると足早に、自身のバイクを止めた駐車場へと向かっていった。
そして、約20分後、キリトはカフェに着いた。
そこには、リュウキの愛車がもう既に止まっていた。入口から入り、店員の案内を受けるのを、知り合いがいるからと拒否して、リュウキが座っているテーブルへと向かった。
「……お疲れさん、リュウキ」
「ああ、お疲れ。最近は新生アインクラッドの攻略、行けてないけど 順調か?」
「ああ。15層は突破してたみたいだよ。リーファとアスナ、レイナが大活躍だったようだ」
「シルフの剣士に、バーサクヒーラーとバーサクシンガーか。そりゃ大活躍だろうな」
「ははは、確かに。だけど、本人達が聴いてたら怖いぞ?」
「……だから、ココだけの話にしてくれ」
苦笑いから始まったが、早速始めた。今日、呼び出した事を。
「リュウキ、お前、GGOに行ってるんだろう?」
「………」
キリトの単刀直入の一言を聞き、思わず口を噤んでしまった。
ある程度、ポーカー・フェイスとは言っても、ここまでアカラサマだと、もう無理だろう。
「ああ。そうだ。……菊岡氏か?」
「その通りだ」
リュウキはため息を吐きながらキリトにそう聞くと、直ぐに肯定した。そして、リュウキは思っている事を口にする。GGOから戻ったすぐ後はげんなりとしていたけれど、直ぐに調子を取り戻していた。
「まさか、とは思うが…… あの弾避けゲームをしてた女の子、キリトか?」
「はぁ……、んで、リュウキは、弾撃ちゲームの方か?」
「………」
「………」
2人とも、渋い顔をしながら、暫く黄昏ていたが……。最終的には、ゆっくりと首を縦に振ったのだった。本当に互いに似た者同士だな、と思ってしまう。
「多分、コンバートだ、と言う事と、プレイ時間が関係していたんだろうな……。じゃないと、2人一緒にあの系統のアバターになるなんて」
「だな、それ以外考えられない」
そう結論をつけると、2人はその後同盟を結成するのだった。その同盟と言うのは……、今回の外見の事、他の皆には、ぜぇぇぇったいに知られない様にする、と言う事。
「はぁ、正に《男の娘同盟》ってヤツだな。……自分がする羽目になるとは思いもしなかったけど」
「……その名前、ヤメテクレ」
リュウキは盛大にため息を吐きつつそう言う。
そもそも、普通の状態?普通の顔? でも 何度か男らしくないセリフを言われているから、ある程度敏感になってしまっているのだ。
その点は、キリトも《女顔》だと評されているから、気持ちは判るのだ。……リュウキ程じゃないけれど。
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