暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜Another story〜
GGO編
第175話 男の娘?同盟結成
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周知されているのは結構前からだ。そんなゲームをクリアしてしまったら、否応無しに注目の的になってしまってもおかしくない。現に、クリアしたこの2人は注目の的になってしまっているんだから。片方は別にそうでもなさそうだけど、もう片方は明らかにげんなりとしている。

「まぁ〜、気持ち、判りますケド。元気、出してください」

 もう片方の女の子? が肩を軽く摩った。違和感がバリバリに感じる。あのゲームプレイもそうだけど、この少女?が持っている髪、銀髪のポニーテール。
 そして、眼は《クリムゾン・レッド》即ち深い赤、真紅の赤。常時その瞳の色が発現されているから、デフォルトだとは思うけれど、色々と被っている。

――……確か、こんなの前にもあったなぁ。と言うか、ずっと、こんなのばっかな気がする。

 とも、キリトは思わずにはいられない。

「(九割九分九輪……、99.99999………∞%、絶対、アイツ……だよな? このコ。……一応100%じゃないから、多分だけど)」

 100%になってないからコンタクトが取りづらい。
 それに、ちゃんと色々とレクチャーをしてもらうまでは、行動は慎んだほうが利口だとも思えた。軍資金を得ることは出来たけれど、銃の選び方、そして総督府の事、BoBに関する情報、等々……。
 この女の子? がキリトの言う『アイツ』なのだとすれば、全部指南してもらえば良いだけだけど……、このもう1人の女の子に頼んだ事もあるし、何より100%じゃない。
 それに、そうだったとしたら、ライバルだから やや躊躇してしまうのもあった。

「……どーも」
 
 とりあえず、その励ましは聞こえていた様で、相槌をうっていた。

「はぁ……、ま 女の子には共通の悩みよね」
「……も、いいや。それでも。何でも」

 否定するのもめんどくさくなって来た様子だ。何が、何でも?と思うけれど、とりあえず置いといて。

「今日はもう落ちる……。励まし、どうもありがと」

 ヨロヨロ〜と立ち上がる。
 よくよく考えたら、今日はそれなりの時間、潜っているから頃合だ。

「あ、ちょっとまって。……アンタもBoBに出るの? 有れだけの射撃スキル持ってるみたいだし」
「……まぁ」
「なら、明日も合流しよう。……はぐらかされたけど、まだ聞きたい事あるし、何より固まってた方が、あんな場面にならないと思う。私たちが3人揃ってたら目立つ事は目立っちゃうけど。あそこまでにはならないと思う」

 逆転の発想だ。
 無理にコソコソするくらいだったら、集まって、堂々としていた方が幾らかマシだろう。集まらるかもだが。それはもう仕様がない。自分の回りは、あそこまでアカラサマに集まったりしないから、多少は抑制になるとも思える。
 それに。

「…
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