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戦国†恋姫〜黒衣の人間宿神〜
二十五章
甲斐・躑躅ヶ崎館からの旅路×坂本城での軍議内容
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も、鉄砲弾薬も私に任せておけ」

「うむ。麦穂。経路を示せ」

「御意!ではこれより主攻の作戦についてご説明申し上げるが、地図の映像を出してもらいますか?沙紀様」

そう言うと麦穂さんが、上段の間に詰める仲間達に顔を向けた。そして沙紀は無言で頷いてから、投影型の端末から大きな地図と共に作戦通りの動きをする為でもある。

「我ら連合軍主攻は、坂本城を最前線の拠点とし観音寺城を後方の拠点とし、一真様率いる黒鮫隊と奥方衆と合流した後に五条大橋を通って洛中に至った後。まずは禁裏を包囲しているであろう鬼共を追い払い、畏き所を御救い申し上げる事となります」

「一真の奥方衆と先手組の速度が重要になるわね。・・・・柘榴、松葉、頼むわよ。それと奥方衆魏である曹操様達の指示には絶対に聞く事、いいわね?」

「あいっすー」

「了解」

「禁裏の解放は先手組に任せる。・・・・頼むぞ、美空」

「あたしを誰だと思ってるのよ。魏の覇王だった御方と一緒に戦えるのは光栄の至り何だから、任せときなさい」

「うむ」

「次に、本隊である我ら織田衆についてですが・・・・織田衆は奥方衆魏と長尾衆が解放した禁裏の守備固めと、洛中に巣くう鬼共の掃討を行います。本陣先手の森一家は、禁裏守護より離れ、奥方衆呉と共に独自行動で洛中の鬼共を掃討して下さい」

奥方衆呉には優秀な諜報がいますから、雪蓮様らと森一家が離れたとしても明命や思春が暗殺のようにやってくれる。それに武田衆には、光璃様と同じ顔をしている三国志最強の武将であった恋さん達なので安心しています。

「掃討という事は、ワシらは鬼を皆殺しにすればいいのかのぅ?」

「ええ。一騎当千の森一家であれば、目立った働きをお願い出来るでしょうからね。それに奥方衆呉には、森一家と同じ匂いがすると一真様が仰ってました」

「へっ。よく分かってんじゃねーか。麦穂姉ちゃん、鬼共皆殺し命令はちゃんと受けてやんし呉にいた孫策と同様の匂いと言う事は、一真みたいに戦闘狂という事なのか?」

「そうですが、指示については孫策様にでも聞いておいて下さい。それと洛中掃討戦において、必ず兵を集注して運用を行って下さい。分散させてはマズイ地でもありますので、まあそこら辺の指示は周瑜様にでも聞いているかと思います」

洛中は朱雀大路を中心に碁盤目状に広がる町なので、横撃と背後に回り込めるような動きが容易く出来てしまいます。分散しては鬼の思うつぼとなるので、森一家と奥方衆呉にいる繋ぎ役の明命や思春達で連携を取れば最善の策とも言えるでしょう。本隊との連絡を密にするようにとの事ですが、我らはいつでも報告をしています。

「要するにワシらを心配している殿と一真だからなのだろう、その策通りに進むとしようかのうガキ!」

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