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骨斧式・コラボ達と、幕間達の放置場所
交節・相対する狩人と魔刃・前
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ンバーが集計して、組み合わせを考えて行くのを見やりながら、彼は僅かに横から覗く青空と、上に存在している天井へ視線を傾けた。


(ま、準決勝辺りまでは楽勝だろ……あんま強い奴、いなさそうだったし)


 問題はミザールなんだよなぁ、とライトはため息を吐きながら、一筋縄では勝てない彼女への対抗策を考えようと、腕を組んで持ち上げていた頭を少し落とす。

 ……だが、その考えは途中で一旦遮られることとなった。


「ちょ、あんた何で立ったまま寝てんの!? いやウチの屋台人来ないけどさ? でもだからって……ほら、品は出来てるからさっさと受け取ってって!」
「……Zz」
「だから寝てないで! 早く起きろよ!?」


 どうも可笑しな客が居るようで、周りの物珍しげな視線も合わせ、ライトの視線も自然とそこに集まっていく。


 怪しげ且つ毒々しげな食品を売っているその屋台には、確かに今居る男以外客はおらず、しかしその男も話をまとも受け取るなら、立ったまま睡眠を取り始めている事になる。


 暗銀のメッシュが入った鉄色の逆立った短髪と、浅黒い肌を持つ長身の男性プレイヤーは、デカールなの顔に十字状の大きな傷があり、一目見る限りでは見下ろされる事も相まって『恐怖』の印象がのこるだろう。

 ……尤も、こんなコミカルな事態を引き起こした後では、怖いという単語など微塵も出てきそうにないが。



 それはさておき―――中々にカオスな現状を繰り広げているが、男は漸く目を覚ましたのか猫背を解き、頭を掻きながら無言で品を受け取ると、メニューを開いて硬貨状となったコルを取り出し、店主の手に置く。


「まいど。……にしてもあんた、そんなに眠いなら何でこんな小規模祭りに―――ん? どうした?」


 取り出した赤紫色の焼き鳥に食いついた途端、男の歩行速度が一気に緩やかになり、十数歩もすれば遠ざかっていく筈だった背中が、店主の前から中々離れないという事態に陥っていた。


 もしや、それ程に不味かったのだろうか……周りのプレイヤーは当然、ライトも例外なくそう思いはじめた、その矢先だった。



「……スゥ〜……フゴッ……Zz」
「は!? いや待て待て待て、また寝てんの!? この数秒でぇ!?」

「な……!?」


 如何やら見当違い大外れ。

 浅黒い男性プレイヤ−は、どうやら再び睡眠を取り始めたらしい。しかも律儀に焼き(モドキ)を口に運んだまま、そして例えゆっくりでも歩くのは止めないままに。

 まさかと思いつつ、男よりも頭二つ分低い小柄な男が覗きこむと―――


「ね、寝てる! 本当に寝てる!!」
「はぁ!? 嘘だろ!?」
「どらどら……っておうっ! マジみたいだ……」


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