リースリンデ
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ぱり種族の違いってどうしようもないじゃない?」
白金の短い直髪を揺らして、彼女は笑ってた。
「生命の有り様が違うんだもの。習慣も考え方も違って当たり前なのよ。反発だって起きて当然……え? なら、それらが同じ筈の種族同士で争い合うのはなんなのかって? ……うーん……それはなかなかに難しい問い掛けね。単純にこうです! と、纏めては答えられないけど……」
その背中の純白の翼をふわふわと泳がせて。
彼女の薄い水色の眼差しは、神々に選ばれた勇者を見ていた。
勇者ただ一人を……じっと、見つめていた。
「……護りたいものが、全員違うからじゃないかしら?」
貴女が見つめていた世界は……こんな形だったのですか?
聖天女様……。
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