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ソードアート・オンライン〜Another story〜
GGO編
第174話 避けゲームと撃ちゲーム
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けるところがあるだろう。かと言って、現実の様な銃撃戦をするのは無理がある。
これまでのFPSであれば、問題ないがVRMMOであれば、それはゲーム性に欠けるだろう。
仮想世界と言うもう1つの世界、現実でおこなうのだから。
少女の言葉は一般常識と言うべきもの。だけど、あのプレイをしていた少女には当てはまらないと思える。相応の腕、技術を持ち、そして膨大な経験を持っているのだ。動きを見れば判る。
「えっと、だって……、この弾避けゲームは弾道予測線を予測する、って言うゲームですよね?」
そんな声が場に響く。
シーンと静まり返る中。
「……さて、と。 オレもオレの目的を果たさないと。あっちはクリアされたけど、こっちはまだクリアされてない様だし。……どちらかといえば、オレはこっちの方が好みだったし。運が良かった、と言えるかな」
人ごみを縫いながら、そのゲームへと向かう。
内心では、あの少女に少し感謝をしていた。
これだけ、注目をそっちに集めてくれていれば、こちら側に目を向ける事もかなり少なくなるだろう。GGOでは、女性ユーザーは圧倒的に少ない為、そこでも注目を集めてくれるから。
「よ……予測線を予測ぅ!?」
そんな可愛らしい叫びが店内の空気を貫いている時に、悠々とゲームスタート地点へと脚を踏み入れる事が出来た。静まり返った店内に、少女の叫び声だけが響き……、ゲーム開始のファンファーレも同時に響いた。
てっきり、注目を浴び続けているだろう、と思っていたのだが、残念な事に少女、あのゲームをクリアした少女? がそのゲームの方を見たのだ。
「……ん?」
少女……、ではなく彼はキリトだ。
キリトがそちらを見たのはただ何となく……、と言うレベルだ。
別に気になったとか、そう言った事ではなく、ただゲーム開始の音楽が鳴り響いたから、見た。静まり返った場に、その音はよく響いたから。
視線の先にいたのは、フードとマントをかぶった者だった。
「……フードと、マント?」
キリトはこの時頭の中を過る。
そう、
死銃
(
デスガン
)
と呼ばれる者の格好も確かこんな感じだった、との情報があったのだ。姿が判らず、表情も髑髏のマスクをかぶっており、見えない。そんな格好だ。
「無茶苦茶ね……。って、どうしたの?」
もう1人の女の子もキリトの視線に気がついた様だ。
大金を手にいれ軍資金も整った、所謂、最高、良い事ずくめなのに何処か真剣味を帯びた表情をして見ている。さっきまでの妙な笑顔が消え去っている事に気になった様だ。
その視線を追っていくと……、あのもう1つのゲーム、所謂 弾避けゲームじゃなく、弾撃
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