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ソードアート・オンライン〜Another story〜
GGO編
第174話 避けゲームと撃ちゲーム
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き、店内に入る。その広大な店内は、様々な色の光と喧騒にみいていて、まるで店、と言うよりアミューズメントパークだ。NPC店員は皆揃って、露出の大きいコスチュームを纏っている美女達で、天真爛漫な営業スマイルを振り撒いている。キリトは、まぁ 男性率が高いゲームだからな、と考えていたのだが、思わずぎょっとして、目を見開いた。
その美女達の手に握られているモノやその直ぐ傍の壁に立て掛けられているモノは、全て黒く光るゴツイ拳銃やら機関銃だと言う事で。
「な、なんだか、すごい店ですね」
思わず圧倒されて、キリトはそう言うと、彼女も小さく苦笑した。
「ほんとは、こう言う初心者向けの総合ショップよりも、もっとディープな専門店の方が掘り出し物があったりするんだけどね。まぁ、ここで好みの銃系統を見つけてからそこに言ってもいいし」
そう聞いて、改めて店内を見渡してみると、プレイヤー達の服も派手めな色のコーディネートが多く、説明をしてくれた彼女の服に比べたら、ビギナーっぽい印象は見受けられる。
「さてと、あなたのステータスはどんなタイプ?」
女の子はそう聞いた。
この世界でも勿論ステータスは存在するし、指定された能力の数値が足りなければ装備する事が出来ないのだ。故に聞く必要があった。
……キリトはと言うと、コンバートした事を考える。聞いた話によると、キャラの能力的傾向は引き継がれる様になっているのだ。だから。
「えっと、筋力優先、その次が素早さ……かな?」
そう説明をした。
それを聞いた彼女は軽く考え。
「STR-AGI型、か。じゃあ、ちょっと重めのアサルトライフルか、もうちょっと大口径のマシンガンをメインアームにして、サブにハンドガンを持つ中距離戦闘タイプがいいかなぁ……、あ。そう言えばあなたコンバートしたばかりだよね? てことは、お金が……」
「あ、そ、そっか」
キリトはその指摘を受けて急いで右手を振って確認をする。ステータス画面で確認すると、コンバートで能力値は引き継がれているが、アイテムやら所持金やらは移動できない様だ。
だから、ウインドウの下端に表示されている数字、金額は――。
「ええと……、せ、せん、クレジット」
「あぁ……バリバリ初期金額だね」
顔を見合わせて困った表情を作る2人。
「うぅん。外に出てMob狩りをして貯める方法も無いことは無いけど……明日までって言われたら、ちょっと無理だし」
「え、えと……武器買えなかったら、どうやって戦うんですか?」
キリトはそれを聞いた。
ALOとかでは、体術とかのスキル、またはあの世界の象徴の一つである魔法スキルで何とかなったりした。……それでも、武器の消失はMMORPGでは死活問題なのは変わりな
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