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ソードアート・オンライン〜Another story〜
GGO編
第173話 乙女?の怒り
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。
「あ、ああ。アンタが言うんなら、その通りだと思うよ。オレ、今日からこのチーム抜けるわ。……勿論、撃たないでくれ、殺さないでくれとは言わねえ。最初に狙ったのは俺ら側だし、殺されたって文句はねぇよ」
そう言って、銃から手を離した。両手をはっきりと上げて、戦意がない事を示した。流石に、無抵抗で投降しているしている男を撃つのは、心苦しい。
「ん。そうか」
ハンドガンを下ろすリュウキ。
このまま、見逃そう、と思いかかったその時だ。
「だからさ? 殺す前にフレンド登録して、後 名前教えてくんねぇ? あ、アンタみたいに強い女は中々いないんだ。頼むよ! 色々と聞きたいから」
「………」
リュウキは、表情を落とした。そして、表情は暗く、自身の中でも精一杯声色を黒くさせながら呟く。
「今、なんて?」
「え? いやだからさ? 名前教えてくれ お姉さん!」
『お姉さん』と、男が言った瞬間、左腰に差していたSAAを引き抜いた。
引き抜いてから撃つまでの時間差は、0.1秒を切る。
“ドン!”と言う銃声が響き、なんでこの瞬間に撃たれたのか判らない男は、疑問を浮かべた様な、でも、何処か満足そうな表情も浮かべていて、中途半端な顔だった。
「……誰がお姉さんだ! 女だっ!!」
聞こえていたかどうかは不明だけど……、精一杯の抗議をしているリュウキだった。その顔で、リュウキが言っても、怒っていっても傍から見たら、『乙女の怒り』に見えなくもない。
リュウキはつい数秒前に考えていた撃つのはやめると言う、考えを忘れて怒声を上げる。これが、初の対人戦だった。
そして、勿論……フードは必須だと言う事、絶対に必須だと言う事を、この時判断した。
せめて、BoBが終わるまで。また、ALOに戻る日までは。
それは、丁度リュウキの魂の慟哭?が荒野に響き渡っていた丁度その時。
〜SBCグロッケン〜
もう1人の男の娘?であるキリトは、あっけなく道に迷っていた。
この幾つも重なる多層構造のせいか、初見ではマップでもない限り、迷う様になっている、と思える。……マップが無いわけではないが、現在位置と実際に眼前に広がるこの風景を照合するのも容易ではない。当然、時間をかけてじっくりと隅から隅まで確認すれば良いだけの話だけど……あいにくあまりこの姿で長居はしたくないし、する事が多すぎるのだ。
仕方ないから、最終手段にでることにした。MMOである事を利用する。……この姿でその方法を取るのは好ましくないけれど。
キリトはそう考えると、眼前を行き交う人たちの中から、NPCではなくプレイヤーのタゲを見つけた。小走りに
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