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ソードアート・オンライン〜Another story〜
GGO編
第172話 似た者同士
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だと称された歴戦の強者。
……リュウキ、なのだ。
その哀愁漂う後姿を見てしまったら……、どうしても霞んでしまうが、直ぐに実戦感覚を取り戻して、外見を気にしなければ、元通りに……戻ると思う。きっと、多分。
その後に彼が向かったのはガン・ショップ。
初期所持金は1000クレジットしかないから、この金額では、対人戦には必須である実弾銃など買えない。中古では買えるのだが……、メンテが必要だったりとかえって金銭が多めに掛かってしまうことになりかねない。メンテ不足のままに、実戦に出たりすると弾詰まりを起こしたり、部位破損……拳銃であれば、即使用不能にもなりかねない。
故に、方法のは1つだ。
「……これ、それとこれをレンタルで頼む」
「あいよ!」
購入ではなく、
賃借り
(
レンタル
)
。時間制限は勿論あるが、体験用だという事と、金不足の初心者が取るべきモノだ。豪快な大柄な男の店員、NPCにそれを頼むと、直ぐに持ってきた。大型店であれば、全自動と言うか、機械が全てをしてくれるのだが……、初心者の武器屋という事で、雰囲気が出ていた。
入門編の様な感じだ、と言えばいいだろうか。
「さて、と」
リュウキは、手に銃を持って確認。
正直、こ〜んな、華奢な手で銃なんか持てるのか? と疑ったりもしたが、問題は無い様だった。この世界での、
筋力値
(
STR
)
もコンバートしているから、初期ではなく、あの世界でのモノだ。
元々のキャラの性能がバランス型だから そんな事はありえないのだが、そう思ってしまっても仕方が無いだろう。同じくレンタルした銃を納めるホルスター、そして 何よりもこれだけはレンタルではなく、買う。それは、フードつき、マント着用だ。
「……必須だ。絶対」
外見をすっぽりと覆うボロボロのマント。値段がかなり安い。
理由が
隠蔽
(
ハイディング
)
スキルが増すだけ。……それもデザートタイプなので山岳地帯や、それに似た色の地形でしか、望めそうに無い。それだけだから、防御、と考えたら全く無意味だ。
……それもそうだろう、この世界が飛び交うのは銃弾。こんな布切れ一枚で防ぐなんて事は出来ない。それなりに整えようモノなら、防弾ジャケットを購入しないといけないが、初期クレジットな為、購入は無理だ。……無くても問題は無いが。
「これで、とりあえず良しとするか……」
リュウキはそんな事、一切考えていない。外見を隠す事以外は……。
また、あの世界の頃に戻ってしまったみたいで、なんだか変な感じだったが、そこまで違和感はない様だ。
「……死銃と似たような格好になってしまうが……、まぁ仕様がない、か。背丈は相手の方が上だろうし」
綺堂のアバターを考えて、推察す
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