彼とマケンとホッケー対決
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その肩を驚異的な握力と迫力で、誰かさんに掴まれた。
「……なんすかハル姉」
「コレ、どうするの?」
指差された先には……薄いながらも確りと衝撃波が通った “道” が出来ており、デミトラの背後にも槍の置土産である “クレーター” が刻まれている。
……誰の所為かなど言うまでもない。
「い、いやさっきのは思いつきでそれに今試したばっかで制御利かなかったというか、ぶっちゃけ勝負に火ぃ付いちまって何も考えてなかったつうか、だからつまりその」
「問答無用! また変な方向で無茶ばっかり―――」
海童の言い訳など勿論通らず、春恋によるお決まりの説教が開始された。
「カイドウくぅーーーん?」
「うおっ!?」
「―――してっ……?」
と思ったら思わぬ乱入で一気に幕を閉じた。
「あんた確かシリア・大塚さん!? な、なんでいきなり!?」
「さっきの女の子を庇い守る姿、とてもカッコ良かったヨォッ? アナタこそ私の理想の騎士様ネ、海童くん?」
「はいぃ?」
「ちょ、ちょちょちょちょちょ、ふじゅふじゅじゅ、不純異性交際ですよおっ!!??」
「海童さま!? デレデレしちゃだめなんですーッ!!」
……かと思えば別な 《宴》 が幕を開ける。
最早何が何だか分からず、散布からかかる声に海童は混乱するのみ。
結局、嫉妬の燃える碓も疲れ切ったコダマも、悪乗り大好きなチャチャも季美も助けてはくれず、何故だかボロボロになるまで《宴》に巻き込まれる海童であった。
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