風の行く先へ
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にしては、ずいぶん輪郭がしっかりしていたが。
「どうしたら良いんでしょうか、師範」
レゾネクトから逃げて、か。
確かに、軽く手合わせした感じ、あの男は並じゃない。
あまりどころか、二度と会いたくない部類ではあるが。
私をエサとか言ってたし。
こちらが何もしなくても、あの男が私を捕まえにくるということか?
「世の中、平穏無事が一番なのにな」
ひとまず、このまま直接、領主に山賊の件を報告するか。
それから事後処理やらなんやらを片付けて。
怪奇現象への対策……は、一人で考えるしかないか。
こんなこと、誰かに相談しても、信じてもらえるわけがな…………
……ああ、居たな。
怪奇現象を知ってる人達。
彼らが発端になっている気がしなくもないが。
「解らないことは、関係者に話を尋くのが基本。ですよね、師範」
彼らが向かったのは確か、私の家から見て東の方角、だったな。
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