28部分:第二十八章
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香に言うのである。
「そういうものなのよ」
「そうね。それは間違いないわね」
花は咲くということにはだ。沙耶香も賛成の言葉を返した。
しかし目は死美人を見据えたままだ。彼女から離れることはない。
その死美人が右手に持っている花をだ。沙耶香に対して投げてみせたのだ。
それは一輪だけではなかった。次から次に手に出してそうして投げる。投げ続けてきていた。
「投げて。そして私の胸に」
「美しい花を咲かせてあげるわ」
沙耶香のその豊かな胸を見ての言葉だ。
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