26部分:第二十六章
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え」
死美人の言葉に対してこくりと頷いてみせた。今先程自分で言っている言葉だからそれはよく覚えていた。しかし沙耶香はそれだけを考えているのではなかった。
「言ったわ」
「そうね。そして私もね」
「使えるというのね」
「そうよ。ほら」
言いながらであった。その足元に花々を出してきたのだった。
見たこともない花だった。少なくとも鏡の向こうにある花ではない。どれも異様な、紅くそれでいて毒々しさの中に美しさを見せている花達である。形は誘惑する様に妖しい形をしておりそのうえで咲き誇っていた。死美人の足元にだ。
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