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ソードアート・オンライン〜Another story〜
GGO編
第163話 ガンゲイル・オンライン
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イヴしている。それは正式な依頼だ。
世界の種子
(
ザ・シード
)
が表れ、
仮想世界
(
VR
)
が普及しだした。それと連動する様に蔓延したのは、仮想世界での犯罪行為だった。
それは、ちょっとした悪戯から、悪質な代物まで幅広く行われている。
それらに目を光らすのは運営の仕事だが、パトロールと言う意味で、外部から直接視察する事もあった。
それが、今回の事だ。
「不正操作・行為、悪質な恐喝等の行為くらいはあるかと思いましたが……、まさか あんな行動を取る者がいるとは思いもしませんでしたよ」
「その割には、淡々と入っていったみたいですが?」
「いや、なに 昔から度胸だけはありましてね。……少々経験も積んでいます。歳の功、というヤツですよ」
「はぁ……、やはり 貴方には敵いませんね。いろんな意味で凄い人です。ゲーム内ではキャラや口調も変わってましたし」
「ふふ、私も色々とこれまでにもしてきましたからなぁ。歳甲斐もなく ワクワクしたのか、この世界に感情移入もしてしまうのです」
そう笑いながら言うと、彼女をすっと見据えた。
「それと、私の事を凄いと言いましたが、私も貴女に言える事なんですよ。 近頃は貴女の様に熱心な若者は減ってきている、と正直思いもしました。……今回の依頼も直ぐに返答をしたのは、その姿勢を見たから、と言う事が大きいです。……それこそ、菊岡氏だけであれば、それこそ躊躇する所でした」
「……あぁ、彼はあれでも悪気は無いんですよ。ただ、色々と悪巧みを知てる様な顔をするのもそう。本当にしてる事もありますが……、まぁ、とりあえずは 信頼は出来る人です」
「それはそれは。……同僚相手に、随分と手厳しいですね」
そう言っている内に、笑顔も見られる。だが、それは数秒間だけだ。
「……ゼクシード氏について、調べれますか?」
話を戻した。
今も《MMOストリーム》の番組内では彼は戻っていないのだ。
あの男、死銃の言葉が本当であったら…… 悪い予感しかしないのだ。
「直ぐには、無理ですね。GGOを運営している《ザスカー》は海外を拠点にしていますし、令状を持って問い合せても直ぐには……、それにただそれだけで、そもそも令状を取れるかどうかも怪しいです」
「……そうですか」
現実世界を仮想世界には持ち込みたくないのは、一般的には誰しもが同じだ。その逆も然り。故に、ゼクシードという人物を現実世界で見つけるのは難しいだろう。
それなりに、確証、証拠が上がって捜査対象にならなければ、本格的に捜査をする事自体が難しいのだ。
「……色々と大変な事になりそうですね。今回、死銃とやらに会えたのは全くの偶然なのですから……。それにもう1つ心配ごとがありました」
身体を軽く廻し、眠
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