暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜Another story〜
Extra Edition編
第162話 終わらない冒険
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。強いて言うならダンジョンだから 罠にも十分に注意する事。強制分断等の罠があったら、厄介だ。難易度もまだ明確じゃないからな」
さっき、散々色々と言われていた事を思い出しているのか、キリトは嫌に笑顔でそう確認をとってきた。嫌々渋々でも、ちゃんと返してくれるリュウキを見て、皆笑う。状況把握においては、リュウキが適任である事は誰しもが知っている事だけど、リーダーシップと言うのは、何もそれだけではない。皆を鼓舞したり、そして話を和ませたりしたり、様はメリハリをしっかりと出来る人も重要だ。キリトは、何処をとっても問題なしだ。
「あはっ。どっちがPリーダーなのかな?」
「リーダー、サブリーダーって感じかな? ……いや、顧問と部長?」
レイナやアスナは、2人を見て笑っていた。他の皆も笑いながら、右手を上げて気合を入れ直した。ここからが、いよいよゲームスタートなのだから。
……そんな中で、リーファはまだ違和感を感じていた。
あのNPCの名前、《Nerakk》についてを。
〜海底神殿〜
一行は、神殿内を探索した。
話によれば、相手は盗賊だと言う事から、人型のMobだろうと言う事は大体想像出来るが、何か大型水棲モンスターを従えていてもおかしくはない。室内戦闘だから、待ち伏せにも十分注意をしなければならないだろう。少なからず、周囲を確認していた時。
「やっぱり、綺麗だね? 外からも思ったけど、燭台に灯ってる光と海の青が混ざって、本当に綺麗っ」
レイナがリュウキにそう言っていた。その燭台にともされたスフィアの回りには小魚の群れが集まっており、それが更に幻想的な空間を演出させている。地上の洞窟の様なおどろおどろしさは無い幻想的な海底神殿。
ピクニックに来たのかなぁ?と思わせる様な言葉だったが。
「そうだな。……空の上も良いが、水中も悪くない。リーファもそう思うんじゃないか?」
リュウキは笑って応えていた。レイナもニコリと笑う。
でも、勿論 2人だけの空間を作らすなんて、させません。
「え、えーっとー、リューキさんっ! ピナの成長の件ですけどぉ〜!」
やや、過剰気味に接してきたのはシリカだ。
話の題材は、SAOでもあったテイムモンスターの能力アップの件。この世界では、ケットシーがそれを得意としているから、自分に聴くよりは古参プレイヤーやそれこそアリシャの様なトッププレイヤーに訊けば早いと思うけれど、それは御愛嬌。
「ん、そうだな。オレが訊いた話じゃ……」
と、リュウキはばか正直に返答。
話の腰をおられた〜とか、邪魔された〜とか、そう言う事は一切感じてない。レイナは、やや頬を膨らませていた。
「全く、ダンジョン内なのよ
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