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ソードアート・オンライン〜Another story〜
Extra Edition編
第162話 終わらない冒険
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ンドウが開いた。クエスト受注のメッセージだ。
□ 深海の略奪者
それがクエストの名前だった。
キリトは、迷わずYESの方をタッチする。すると、目の前の老人が話しだした。
「おぉ……、地上の妖精達よ。この老いぼれを助けてくれんのかい?」
通常通りのクエストのメッセージが始まる。
話によれば、古い友人への土産物を、この神殿を根城にしている盗賊達に奪われたと言うものだ。それを取り戻して欲しい、と言うのが内容。
「ん……?」
リーファは、この時NPCの名前に注目していた。
その名前は《Nerakk》
《ねらっく》 と言う読み方だろうか?と頭に過るリーファだが、何処か違和感があった。
「どうしたの? リーファちゃん」
リーファの視線に気になったレイナは、そう聞いた。
「いえ、あのお爺ちゃんの名前……、何処かで見た事がある気がして……」
「名前?」
レイナもカーソルの下に表示されている名前に注目した。そして、首を傾げる。
「んー……、そう言われればそうだよね。なんだろう……?」
考え込むが、どうしても答えは出てこない。そうこうしている間に話が進んでいった。
なんでも、そのご老人の土産物は、頭一つ分くらいはある真珠らしい。
「でかっっ!」
それを聞いていたリズは、驚きつつも、目を輝かせていた。何を考えているか、大体は判る。シリカは、ジト目でリズを見ると。
「ネコババして、売り飛ばしたりしちゃダメですよー?」
「きゅるるっ!」
そう忠告。今回のそれは報酬ではなく、依頼品だ。普通は得られる様なものじゃないのだが……、何となく忠告をしていた。
「し、しないわよ……、今回は」
リズには前科があるのだ。
以前、皆で狩りに言った時、結構高額で売れたりする換金アイテムが手に入ったのだけど、しれっと事実を伝えずにネコババしようとしていた。勿論、そう言う規則にはSAO時代から厳しかったアスナに、止められてしまったけれど。
そして、話は進む。
「頼むぞ妖精達よ。見事真珠を取り戻してくれれば、たっぷりと礼をするでのぉ……」
そう言った後、NPCの名前のカーソルにQest Progress≠ニ言う一文が表示される。クエスト開始の合図だ。それを確認したリーダー役であるキリトは、皆の方に振り返った。
「えっと、どうやら今回のは、探し物クエストらしいけど、神殿の中ではモンスターも出てくる筈だ。前衛は水中戦闘だと武器振りの速度が遅くなるから気をつけてくれ。後衛は雷属性の魔法が使えない事に注意。……っと、他に何かあるか? リュウキ」
「何でアドバイザーポジションなんだよ、オレが……。まぁ 今ので十分
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